2019年5月2日木曜日

郡家の猫山

猫山という名前に惹かれて登ってみました。山頂北側の猫山林道から登るのが楽らしいのですが、律儀に西に延びた尾根の先から登ってみました。ローソンとポプラが合併したコンビニが西御門(にしみかど)の国道29号線と324号線の交差点にありますが、まずその裏山に登りました。地形図では山裾にぐるっと道があるのですが、西側から行ってみるとこれは水路でした(Google Mapでは水路になっています)。水路の脇に道がありますが、崩落して通れない所もあったので、適当に藪の斜面を登って尾根に上がりました。尾根は問題なく歩けました。西御門四等三角点(150.19m)付近には、南からの道らしきものがありました。この付近には水を湛えた1mほどのコンクリートの枡がありましたが、山頂には何もありません。しかし、なんとなく不自然な段差があって、山城とはいえなくても見張り台くらいあったかも知れません。山頂から東へは藪を降ります。鞍部は切通しで、南側は仁王堂の大イチョウから上がってくる道らしく、小屋がありましたが荒れ放題です。北はすぐ先に舗装道路が見えました。切通しを無理やり登って150m+のピークを越えると北から道があり、階段を上がると展望台がありました。「西御門展望台広場整備工事」で平成10~11年に建てられたものですが、上がってみると展望は西の方にごくわずかで、それ以外は木が成長して見えません。20年経てばしかたないでしょう。

展望台からちょっと笹薮を抜けて、長い尾根歩きとなります。概して下草のない歩きやすい尾根でした。自然林が多く、倒木は時々ありますが、桜の花びらが一面に散っている場所もありました。途中に切通しが少なくとも2箇所あり、南から登ってきて尾根の北側の斜面に道が作られたようですが、最近のものではありません。勾配は地形図通りで、標高400m付近はやや急ですが、登って地形図で荒地となっている付近は木がまばらでやや平坦な場所でした。この後は急斜面となり、頑張って上り切ると平坦になって、猫山の山頂に着きました。猫山三等三角点(536.79m)があります。北側に展望があって、風力発電の風車や鳥取市と海が見えます(写真)。

下山はまず東の520m+ピークまで行き、南に尾根を下りました。真っ直ぐに降りましたが、意外と楽で、木に掴まるような所はありません。方向を間違えずに標高250m付近まで降りると急斜面になりましたが、すぐ下に林道がありました。真っ直ぐに尾根を降りてもよかったのですが、林道を使いました。舗装道路に出ると、柿の木がたくさん植えられていました。和多理神社(入口の碑は「大御門村役場跡」?)や大イチョウ(後醍醐天皇の頃のイチョウだとすると、イチョウが中国から輸入されはじめた頃)を見て、出発点に戻りました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「因幡郡家」です。

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