2019年5月19日日曜日

八頭町船岡の天満山と城山

鳥取市の南の八頭町にある船岡は、ちょっと面白い建物の役場のある町です。そのすぐ南に、天満山公園があります。「天満山登り口」という石があるので、そこから歩いて登りました。途中までは車で上がれますが、あとは歩きになります。桜や紅葉の木が多いので、季節にはきれいでしょう。船岡天満宮を過ぎて、道の終点には六角形の東屋があって、桜の木に囲まれています。桜林の端から斜面を登ると植林の尾根に出ました。どこが山頂か分からなかったのですが、天満山(218m)です。

天満山山頂からは南に尾根を歩きました。最初はたまに倒木がある程度で歩きやすく、大谷四等三角点(264.02m)に着きました。ちょっと切り開かれています。この先も倒木はあるものの平坦なので問題なく歩けましたが、265mピークあたりからアシビの藪が増えてきました。ここから先は藪が多く、避けて斜面を歩いたりしました。213mピークまで来ると南の尾根は藪なので、西寄りの斜面を降りました。最後は植林を抜けて、舗装道路に出ました。峠には石仏があり、顔が破損していますがお地蔵様ではなさそうです。

峠からは東に降りて、「やずミニSL博物館」の前を通り、西谷から見槻(石仏には水木と書いてあった)に向かいました。村落の外れから東の城山の方向に破線道があります。しかし行ってみると奥に車がとまっていたので手前の昭和3年の鳥居から作業道に入りました。奥には神社があるかと思うと見当たらず、道を谷沿いに登ると、谷の奥で終わっていました。しかたなしに斜面を木につかまりながら登り、尾根に上がりました。地形図で破線道のある尾根ですが、特に何もありません。とりあえず歩きやすい尾根なので、主尾根まで登りました。主尾根も歩きやすいのですが、城山へは結構な登りです。山城なので仕方ないかなと思いつつ歩くと、堀切らしきものがありました。さらに登ると平坦地もあり、城山の頂上に出ると、北から東に展望が開けました。正面は猫山です。ここは隆平城(高平城)という波多野氏の山城だったらしいのですが、説明板など全くありませんが、ポールが立っていて、オレンジ色の旗のようなものが先に付いていました。城山三等三角点(299.7m)はシダの間にありました。

山頂からは西の方向に降りました。広い平坦地が続き(写真)、周囲の自然林もきれいで、城跡らしい雰囲気でしたが、特に道標等があるわけではなく、方向を確認しながら西に長い尾根を歩きました。こちらには城の遺構はないらしく、倒木が多くやや荒れていますが、大きな問題はありません。283mピークに登り、その先の尾根は注意深く方向を決めて降りました。降りれば明確な尾根ですが、たまに尾根が藪になると、北側に少し降りて歩きました。最後は隼神社の裏手に出て、神社に降りました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「因幡郡家」です。

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