2019年5月26日日曜日

429号線から東山

暑いので高い山に登ろうと思い、それも楽に登るにはなるべく高い所まで車で行くのが正解と考えて、国道429号線の高野峠から東山に登ってみようと思いました。国道29号線を北上して、波賀町谷からフォレストステーション波賀の方に走って429号線沿いの水谷に行こうと思ったのですが、フォレストステーションの入口から先は道路崩落で通行止になっていました。しかたなく29号線に戻って上野まで行き、429号線に入ると、これも水谷で通行止めになっていました。しかたなく、車をとめて429号線を歩き始めました。特に崩落箇所はなく、南に未舗装の林道のある所まで来ました。この先の429号線は登りがきついので、ここから林道に入りました。勾配もそこそこで歩きやすい林道でした。周囲の緑やタニウツギも綺麗でした。林道の終点は作業中の感じで、「ショボショボの谷」だそうです。ここからは東の760m+鞍部を目指して谷を登りました。植林で伐採木などもありますが、歩きにくくはありません。面白いのは周囲の地形にデコボコが多く、明らかに鉄を採った跡の地形なことで、この谷が広いのも周囲の斜面を削ったためと思われます(写真)。谷の奥は急斜面ですが、土が良いのか登りやすく、林道に出ました。ちょっと歩けば760m+鞍部です。

鞍部からは尾根を登りました。植林は意外と少ないのですが、大きな木が多く、木の間隔が開いているので気持ちよく歩けました。新緑も美しく、文句のない山歩きです。たまにアシビの茂みがありましたが、迂回すれば避けられました。そして急斜面を登ると主尾根の登山道に出ました。ベンチと上東山四等三角点(929.01m)があります。西側の鳥ヶ乢方面が見えます。ここからは勾配も緩く、遊歩道なのでお気楽に歩けました。山頂付近はアシビが茂っていますが、道標に従って歩くと、展望台のある山頂に着きました。上野二等三角点(1015.9m)があります。人でごったがえしていました。

下山は北に少し遊歩道を戻ってから、東寄りの尾根を降りました。登ってきた尾根よりも少し藪っぽい尾根でしたが、問題なく降りられました。ここも地形が少し不思議だと思ったら、採鉄のために削られたようでした。不思議な平坦地がいくつもあり、最後は林道があったので、それで下山しました。こちらも気持ちの良い林道で、木材の積み出し中のようでした。

429号線に戻って水谷まで歩いて帰りましたが、崩落箇所はありませんでした。おそらくしょっちゅう通行止めになっている高野の方で崩落しているのでしょうが、だからと言って水谷で通行止めにする理由はあるのでしょうか?高野峠まで車で行ければ、だいぶ楽だったのですが。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「音水湖」です。

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