2019年5月25日土曜日

篠山の盃ケ岳から岩屋観音

盃ケ岳は篠山盆地から北の山々への入口になる低山です。ここへは、「ユニトピアささやま」から登りました。入口のゲートで登山目的だと言ってメインストリートを歩き、東寄りにフィールドアスレチックの方向に行くと、「盃ケ岳」と書かれた立て札がありました。この付近から山に上がっていくと、登山道になります。「エコロジカル登山道」だそうで、よく整備されています。急斜面が多いのですが、トラロープがあります。自然林で良い感じですが、南向きの展望は木に邪魔されてあまり良くありません。だらだら登りになり、共同アンテナの残骸があって、盃ケ岳の山頂に着きました。木のベンチがありますが、はっきり山頂だと分かるのは、山崎独歩会の札だけです。小さな祠がありますが、囲いの木の家が倒れかけていました。春日社への道標もありました。

山頂から北へは、最初はびっくりするような急斜面を降りますが、その先は周囲は荒れ気味ですが整備された道です。ハイキングコースの道標もあって、迷うことなく標高498mの分岐点に着きました。ここには北に「三岳」西に「矢代」の道標があります。ハイキングコースは矢代に向かいますが、北に進みました。細い尾根道を歩くと、登りになりましたが、この付近はやや荒れ気味です。しかし急斜面を登るだけなので、適当に登って行くと、どうやらそれが正解だったようです。三岳(4時間30分)という道標があって、平らな山頂を歩くと藤岡奥村三等三角点(589.21m)がありました。岩谷山だそうです(五台山という表示もありましたが、これは岩屋観音の属する五台山東窟寺から来ているようです)。雑木林の気持ちの良い山頂でした。

下りは、岩屋観音に寄ろうと思いました。道標があるのでそこから東に急斜面を降りましたが、これが本当に急な斜面で、かなり疲れました。地形図にもあるように大きな岩が露出しています。それに沿って降りていくと、岩屋観音に着きました。思いがけず立派なお堂で、鐘もあり、木像がたくさんあります。Wikipediaにある法道仙人の石像は見逃しました。展望はあまり良くなかったと思いますが、石垣は立派でした。

岩屋観音からは一旦下ってから登り直すルートが地形図には描かれていますが、登りが大変そうなので、そのまま植林の急斜面をトラバースし、南の大きな岩の上に出ると、地形図の破線道に出られました。この道で登ってきた尾根まで戻りましたが、途中で道が流されてトラバースになった場所もありました。498m分岐点に戻り矢代に向かって西に歩きました。この尾根道は展望はありませんが、気持ちよく歩けました。細かくアップダウンがありますが、整備されたハイキングコースです。イノシシのお風呂場を過ぎると、地形図の破線道どうりに「ユニトピアささやま」への下山ルートがありました。しかしここの道標には尾根を南西に行く方向に「法連坊 行者大菩薩(5分)」とあったので、そのまま尾根を歩くと、479mピークに行者様の石仏がありました。ここは法連坊山というのかも知れません([1])。共同アンテナもあります。

さらに尾根を下っていくと、打坂峠とされる鞍部から、西側に金網のある登りになりました。頑張って登るとまた平らな尾根道となり、南に歩きました。「ユニトピアささやま」に降りないようにと思って、南に歩きました。勾配が少ないという意味では正解でしたが、少し藪っぽい所もあり、方向を定めるのに苦労しました。しかし最後はうまく金網の扉を抜けて、尾根の東側にある荒れ果てた作業道から畑の端に出ました。ここでも金網を開けて、矢代に戻りました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「宮田」です。

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