2019年5月11日土曜日

智頭の清見上三角点

山の名前は知らないのですが、因美線那岐駅の北の山です。東西南北から尾根が集まっている山ですが、地形図には那岐駅近くから破線道が尾根沿いに延びているので、これを歩いてみました。那岐駅の東に因美線の短いトンネルがありますが、これに向かって東から歩くと、トンネルの東側で線路を渡ることができて、そこから道が尾根に上がって行きます。地籍調査のピンクテープが風になびいていました。ここから植林の尾根が続きました。道はきれいに整備されていて、何の問題もなく歩けました。勾配もたいしたことはありません。標高450m付近まで来ると、林道に出ました。尾根を横切っているのですが、尾根を削った法面がほぼ垂直で、どこから登るかしばらく歩いて良い場所を探しました。なるべく掴まる物の多い場所を探して、無理やり登りました。法面の上も急斜面の植林なので、ここも木に掴まって登り、やっと尾根歩きを続けられました。ちょっと登ると藪っぽい東西に走る尾根に出て、西に歩くと朽谷三等三角点(543.84m)に出ました。この付近の尾根は植林ではありませんが、少し西に歩くと植林になり、少し下には林道が見えました。尾根が北に曲がると美しい植林が多く、気持ちよく歩けました。道はピークを巻いていくことが多いので、道を歩くのもよし、尾根を歩くのもよしです。670mピークでは危うく東に曲がりそうになりましたが、北に一度下がって登り返すと680m+の笹の生えた植林のピークがあり、少し藪を抜けて登ると大きな鉄塔が立っていました。中電の新鳥取連絡線9鉄塔です。北の展望が素晴らしく、正面は篭山ですが、智頭の高速道路も見え、波多川沿いがよく見えました(写真)。金属プレートの清見上四等三角点(691.41m)は笹原の中で、笹が育つと探すのは困難になるでしょう。

下山は送電線の巡視路を探してもよかったのですが、まず尾根を西に歩きました。地形図では破線道が南に谷に向かって真っ直ぐに降りていますが、これは未確認です。尾根は風が心地よいのですが笹が茂っています。道ははっきりしているので問題はなく、678m地点まで来て、南の尾根に曲がりました。こちらも最初は歩きやすいのですが、まず標高630m付近で方向がわからなくなりました。正解は東向きに降りてから西の尾根に行くことでした。そのまま降りると、特に道はありませんが尾根には踏み跡があり、枝をかき分けたりしなくても降りられました。ただし登ってきた尾根ほど快適ではありません。特に大背四等三角点(476.88m)は藪の中にありました。三角点を過ぎると植林になりました。尾根の先はどちらの方向も急勾配ですが、真ん中を降りていくとちょうど林道が西から来て終わっており、これを歩いて降りました。

高度差が少ないので意外と楽に歩けました。登りに通った道は少し整備すれば気持ちの良い登山道になると思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「大背」です。

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