2025年2月14日金曜日

曽我井城跡から新宮三角点

 


たつの市新宮町から揖保川を渡ったところに東山公園という紅葉の名所があります。この付近の山を歩きました。地形図では志んぐ荘の前から南の山に登るジグザグの道がありますが、小川を渡る方法がありませんし、遠目にも道が確認できません。そこで案内板に従って谷の奥へ歩くことにしました。案内板では、大山桜を目指すと曽我井へ抜けられます。歩いていくとまず左手に不動の滝らしい滝があり、それから水のあまりない洪水調整池があり、ベンチがあって吉島古墳の方向が見えました。この付近が曽我井に通じる峠で、まずここから西の尾根を歩きました。最初は気持ちの良い自然林ですが、徐々にシダが増えてきます。所によっては腰くらいの高さがあり、踏み跡も不明瞭ですが、南向きにベンチのある岩場があり、姫新線の列車が走っているのが見えました(写真)。さらに180mピークまで行くとシダの間に曽我井城([1])と書かれた杭がありました。


180mピークからシダ藪を引き返し、曽我井への峠まで戻りました。ここには北側斜面に登る階段があります。低い扉に鍵が掛かっているので乗り越えて植林の尾根に上がりました。ここからちょっと急斜面を登りました。たまにシダが生えていますが、障害物はありません。北に歩くと尾根は東に曲がり、224mピークにはネットが張られていました。眼の前に東側の280m+の鋭いピークが目立ちます。ここは方向を間違えずに北に降りて、その先の200m+の鞍部は地形図通りに東から道があり、西にも繋がっているかも知れません。ここから再び登りとなり、標高290m付近まで来ると広い平らな場所で方向がわからなくなりました。新宮三角点を目指していたのでGPSを見て西に方向を定めて歩きました。ここもたまにシダが生えていますが、巻いて進めることも多く、あまり障害にはなりません。少し斜面を登ると見晴らしの良い270m+ピークに出ました。木が邪魔ですが、西の方向がよく見えます。ここから南への下りは南斜面なのでシダが元気で、踏み跡も見つからず、腰くらいの高さのシダの間を降りました。170m+の鞍部付近はシダがなく、西には道があったかも知れません。ここから西の尾根もシダが生えていますが、それを踏破すると新宮四等三角点(185.28m)に着きました。近くに二八と掘られた標石があって、そちらが目立っています。ここも木が邪魔ですが展望があります。


新宮三角点は地形図で見ると急勾配の斜面で囲まれています。しかし南には保安林の標識があり、植林されていました。どの木もまったく育っていないのですが、そちらへ降りていくとシダ藪になりました。低いシダなので斜面を下れましたが、そのうちに岩が増えてきて、崩落しないようにワイヤで固定してあります。岩場は降りられないので東寄りに岩を避けてワイヤの上を歩いて降りていきました。少し降りるとシダ藪になりましたが、この付近はあまり急斜面ではないのでさらに東寄りに降りて、東山公園に出ました。この下山は安全とは言えません。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「龍野」です。



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