民家の南ははっきりした道がありませんが、谷の方に入っていくと踏み跡がありました。シダが茂っており、ときどき踏み跡は怪しくなります。場所によっては谷の中央しか歩けなくなるので、水量が多いときにはたいへんでしょう。シダや灌木の枝が邪魔でも踏み跡は続いており、シダのない沼っぽい場所の先には地形図にある小さな池がありました。溜池ではないようです。これを通り過ぎると、地形図通りに林道に出ました。ここを西に行くと蕃山まで5キロ以上に渡る大谷川沿いの長い谷があるのですが、そちらには行かず大池の南の山に登る道を歩きました。真砂土っぽい色の道を登って270m+の山頂に上ってみましたが、2023年に来た人のテープがあるだけです。しかし木の向こうに寺山の集落が見えるので、溜池ができた頃には展望地だったかも知れません。さらに道を歩いて次の210m+のピークに行きましたが、ここも木が邪魔ですが展望地でした。このあと谷を渡って東に行く道は現在の地形図では途中で終わっていましたが、実際には寒河に抜ける寺山林道までつながっており、大池の周回道路となっていました。
ここまで藪はありましたが山に登ったという実感がなかったので、南の寺山三角点に登ってみようと思いました。林道から入りやすそうな場所を探してシダ藪に入り、斜面を登りました。たまにシダのない場所もありましたが、ずっとシダの草原が続きました。シダの背がどんどん高くなっていき、足元は全く見えず、前も見えない状態になりました。マーキングは皆無です。踏み跡が現れることを期待して1時間近く頑張りましたが、標高250mまで登ってリタイアしました。下山は登ってきたルートを戻ろうとしましたが、どこを登っていたか判らず、結局楽に下りられる方向に行き、東の谷を降りました。谷も巨大なシダが繁っている所がありますが、少し降りるとシダの生えていない場所がでてきて、枝を避けながら降りました。林道に戻ってからは、寺山大池を回って土手に戻りました。この付近のシダ藪は突破不能です。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「備前三石」です。
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