2024年11月12日火曜日

横行渓谷から大段ケ平

 


大屋川の上流である横行渓谷は紅葉の名所として知られています。紅葉の季節になったので、横行渓谷を歩いてみることにしました。とはいえ山にも登りたく、しかし氷ノ山は面白くないので、横行渓谷から大段ケ平に登ることにしました。大屋町栗ノ下から横行に向い、横行渓谷を走りました。普通林道横行線ですが、舗装されており、待避所も多いので山道ですが走りやすい道です。平家ケ城跡の東屋に車をとめて、少し下って滝の前を通り、地形図にもある林道に入りました。この林道は幅が広く、木材の積み出しに使われたものと思われます。最初のうちはバイクなら通れる程度の荒れ方でした。周囲は植林ですが、たまに紅葉も見られました。道に水が溜まっている所があるのが難点でした。地形図で破線道がヘアピンカーブしている所では分岐もありました。ここを地形図通りに歩くと急斜面の下を水平に歩く形になりますが、崩落が多く、道が消えている所もあって、バイクでも通行は難しそうでした。ここをなんとか抜けると道が復活し、地形図通りの分岐があって西に向かうと、北には轟の方から来ている未舗装林道がありました。


このあと道は981mピークの北を廻って行きますが、尾根の上に紅葉があったので尾根に上がりました。これは正解で、紅葉や葉の落ちた美しいコナラなど、幅広い尾根にまばらに木が生えており、最高の山歩きとなりました(写真)。西に尾根を歩くと林道も尾根に上がってきますが、そのまま尾根を歩きました。この付近からは植林が復活しますが、紅葉もありました。林道は地形図にないものもあるようでした。大段三等三角点まで来ると周囲は植林になってきました。この付近は大段ケ平というだけあって平らでした。1094m地点を過ぎると植林が増えてきますが、美しい植林です。幅広い平地でどこでも歩けるので植林の中を歩きましたが、地形図の道もあるようでした。標高が1100mを過ぎると北の方にススキの茂った台地が見えたので登ると駐車場でした。氷ノ山の大段平登山口で、大屋川方面が見下ろせ、氷ノ山を見上げることもできます。しかしススキが生えているのは駐車場周辺だけで、南に降りれば紅葉が見られました。


下山は氷ノ山林道を西に歩き、横行林道を下る予定でしたが、大回りして林道を歩くこともないと思ったので、「山火事注意」の旗の所から尾根を下りました。この付近の紅葉もきれいです。この尾根は急斜面ですが木に掴まる必要があるような所はありませんでした。ただ方向を間違えないように、方角を確認しながら降りました。途中までは紅葉もありましたが、谷に近づくと植林になりました。横行林道にも問題なく降りられて、あとは美しい渓谷と紅葉を眺めながら平家ケ城まで降りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「氷ノ山」です。



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