2024年10月6日日曜日

東から登る宍粟市の深山

 


宍粟市の深山には2010/09/04に西から、2011/08/27に北から登っていますが、今回は東から登りました。国道29号線の小野から県道546号線に入りました。この県道は上ノ波賀線となっていますが、上ノまでは通じていません。途中の黒尾山登山口のところから南に林道を歩きました。登山口の標識にはルートなどのQRコードが印刷されていますが、DOCOMOは圏外でした。この林道は2011/08/27に下山に使ったものです。少し登って尾根の東に回った付近から植林を登りました。急斜面に作業道があり、これを登って尾根に上がりました。すぐに尾根の東寄りにネットが張られていました。航空写真で見るとこの尾根の東側斜面は伐採されているようです。ネット沿いに尾根を登りましたが、灌木の藪がところどころにあり、棘のある枝も多いので疲れました。ネットも藪も無くなったのは、標高700m近くに達してからでした。ここからは歩きやすくなりましたが、標高830m付近は地形図からは予想できない急峻な岩場がありました。それを過ぎると916mの南深山まで一気でした。山頂には赤く塗られた標石があり、番号は四四です(写真)。登山中にも見かけましたが丁石というわけではないようで、このあと歩いた尾根でも見かけました。


南深山から深山へは主に植林で、軽快に歩けました。この付近は栗の木が多いようですが、落ちている実はことごとく食べられていました。途中の鞍部には岩上神社への下山道の道標があり、2010/09/04に歩いた林道を指すのかも知れません。深山の山頂は宍粟50名山の杭と深山三等三角点(907.76m)があります。北東向きに展望を木が覆い隠していました。


下山は尾根を北に向かい、東寄りの尾根を降りました。県道546号線の別荘地帯に降りる尾根を目指したのですが、問題は一続きの尾根では降りられないことでした。木の間隔が割と広かったので、GPSを頼りに降りていきましたが、尾根っぽい場所を降りると岩場の上に出ることが多く、急斜面を木に掴まって下って谷を降りていきました。これは正解だったと思いますが、地形図からは予想外の深く険しい谷に出てしまい、西側の尾根に登りました。結果としてこれが目指す尾根だから良かったのですが、地形的に特徴のない急斜面を降りるのは危険です。目指す尾根に乗ってからも岩場がありましたが、大きな問題はなく、最後は尾根を端まで歩いて県道546号線の「災害に強い森づくり」の説明板のところに降りてきました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「安積」です。