2024年3月10日日曜日

鞍居湖の親水公園から冨満へ一周

 


2007/04/21に大鳴渓谷(冨満渓谷)という鞍居川上流の谷を歩きましたが、その時には未完成だった金出地ダムが完成してもう何年も経っているのを思い出して、見に行ってみました。金出地ダムで作られた湖は鞍居湖と呼ばれるようです。湖の東側の自然植物公園を通る道は狭く、すれ違いが出来ませんが、西側の道は太くて走りやすく、北上すると渓流親水公園が行き止まりです。ここから北に歩きました。すぐに三日月町に入り、北の三原へ行く川と大鳴渓谷に分かれます。大鳴渓谷は特に整備された様子はなく、2007年同様に歩きにくそうだったので、分岐点から北の山に登りました。急斜面ですが藪はなく、踏み跡もときどきあり、木につかまって簡単に登れました。木の間隔の広い気持ち良い尾根に出て、北に登っていくと「スプリング8展望地」に出ました。円形のスプリング8の一部や周囲の建物、三原栗山がよく見えます。


そのまま歩くと三原に降りてしまうので、少し戻って西に歩きましたが、これは展望地からの下山路で、すぐに未舗装の広い道に出ました。これが地形図の実線道で、しばらくこれを西に歩きましたが、これもそのまま歩くと大畑の集落に行くので、途中で南に向かいました。これも歩きやすい尾根で、あまり苦労せずに大鳴渓谷に降りられました。降りた所はちょうど渓谷沿いの道が北側から南側に移るところで、壊れていましたがコンクリートの橋があって、南側に行けました。ここからは急斜面をまた木につかまって登り、南に尾根を歩きました。ここも歩きやすく、三日月町と上郡町の堺まで来ると林道のような道がありました。倒木がありますがこれを東に歩くと、「西壹番」という標石がありました。さらに東に下ると地形図で破線道が南北に走っている鞍部に「助七茶屋 拾五番」という標石がありました(写真)。南北の道は通らず東に上ると、今度は「東壹番」があり、さらに「東拾?(埋まっていて読めない)」もありました。万勝院のお茶屋さんでしょうか?


この付近の尾根も歩きやすく、水道施設を通って富満山三等三角点(364.76m)に着きました。付近にはゴミ箱やベンチもありました。道もあるのですがすぐに分からなくなりました。しかし木のまばらな斜面を南向きに降りていくと地形図の破線道らしい道があって、これを南に歩き、さらに三叉路を東に歩きました。なんとなく広々した山の上です。南寄りに尾根を歩き、いつのまにか道はなくなりましたが歩くには困りません。そしてテクノポリス線一五鉄塔に着きました。ここからの下山は黒いプラスチック階段のある関電の巡視路です。しばらく降りると階段の真ん中に赤い「15火の用心16」があったのですが、そのまま降りると道路の法面の上に出ました。気づかずにまっすぐ階段を降りていたら落ちるところでした。この階段は道路ができる前のもののようで、今は「火の用心」の所で曲がって法面の端に出てはしごのような段を降りるのが正解でした。道路から見上げると垂直に近い法面のすぐ上に黒いプラスチックが見えていました。おーこわ。


鞍居湖から冨満へ登る道は、未だに途中で終わっているようです。あまり必要はないのかも知れませんが、もったいないですね。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「三日月」です。



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