2024年3月17日日曜日

上郡町の大冨から万勝院

 


先週は万勝院の北側を歩きましたが、今回は南側です。鞍居川から野桑神社を過ぎて北に走ると大冨の集落があり、ここの國玊神社から登り始めました。いきなり予想外の岩場があり、キレットのようになっているので気をつけて巻きました。岩場を過ぎれば急斜面はありますが歩きやすい尾根でした。木の少ない自然林で、たまに岩場もあります。播磨西線一九鉄塔と上月支線一九鉄塔と、同じ番号の鉄塔が立っていました。381mピークまで来るとその東の破線道を探したのですが、跡はあるものの谷に降りる付近は流されて消えていたので、結局ピークに戻って北に降りました。こちらには関電の巡視路がありました。巡視路は350m-の鞍部で西に行き、北へは道があったので道を歩きました。次の鞍部にはお地蔵様があり「右山道 左大はた道」と書かれていました(写真)。この北の谷は旧耕作地で石積のある湿地になっています。道かあぜ道を歩かないと足が泥にめり込みます。作業小屋の残骸があり、谷の北からはちゃんとした道になり、舗装道路に出ました。


東に舗装道路を歩き、冨満を過ぎて道が下っていく付近で南に折れました。こちらも車の通れる道ですが、ガードレールで入れないように塞がれています。歩いていくと道はため池に行くように北に折れていましたが、真っ直ぐ大富トンネルの上を歩く道もあり、こちらに行きました。緩やかなアップダウンの続く、道がなくても歩きやすい尾根でしたが、うっかり歩いているとときどき尾根を間違えそうになりました。286mピークを過ぎて少し急な坂を登ると道があって、電柱がありました。北の大杉野から電気が来ているようです。最初に会った鉄塔は上月支線一六鉄塔で、少し東に歩くと播磨西線一六鉄塔があり、ここでも仲良く同じ番号でした。西に歩き少し登ると大杉野四等三角点(375.52m)がありました。ここだけはシダが生えています。下山は少し戻って北に尾根を降りました。木につかまって降りるところもありましたが藪などはありません。最後は急斜面を木につかまって降りましたが、降りると道路の上に出て、飛び降りるのは怖かったので西に歩き、フェンスに紐で縛った出口を見つけて道路に出ました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「三日月」です。



2024年3月10日日曜日

鞍居湖の親水公園から冨満へ一周

 


2007/04/21に大鳴渓谷(冨満渓谷)という鞍居川上流の谷を歩きましたが、その時には未完成だった金出地ダムが完成してもう何年も経っているのを思い出して、見に行ってみました。金出地ダムで作られた湖は鞍居湖と呼ばれるようです。湖の東側の自然植物公園を通る道は狭く、すれ違いが出来ませんが、西側の道は太くて走りやすく、北上すると渓流親水公園が行き止まりです。ここから北に歩きました。すぐに三日月町に入り、北の三原へ行く川と大鳴渓谷に分かれます。大鳴渓谷は特に整備された様子はなく、2007年同様に歩きにくそうだったので、分岐点から北の山に登りました。急斜面ですが藪はなく、踏み跡もときどきあり、木につかまって簡単に登れました。木の間隔の広い気持ち良い尾根に出て、北に登っていくと「スプリング8展望地」に出ました。円形のスプリング8の一部や周囲の建物、三原栗山がよく見えます。


そのまま歩くと三原に降りてしまうので、少し戻って西に歩きましたが、これは展望地からの下山路で、すぐに未舗装の広い道に出ました。これが地形図の実線道で、しばらくこれを西に歩きましたが、これもそのまま歩くと大畑の集落に行くので、途中で南に向かいました。これも歩きやすい尾根で、あまり苦労せずに大鳴渓谷に降りられました。降りた所はちょうど渓谷沿いの道が北側から南側に移るところで、壊れていましたがコンクリートの橋があって、南側に行けました。ここからは急斜面をまた木につかまって登り、南に尾根を歩きました。ここも歩きやすく、三日月町と上郡町の堺まで来ると林道のような道がありました。倒木がありますがこれを東に歩くと、「西壹番」という標石がありました。さらに東に下ると地形図で破線道が南北に走っている鞍部に「助七茶屋 拾五番」という標石がありました(写真)。南北の道は通らず東に上ると、今度は「東壹番」があり、さらに「東拾?(埋まっていて読めない)」もありました。万勝院のお茶屋さんでしょうか?


この付近の尾根も歩きやすく、水道施設を通って富満山三等三角点(364.76m)に着きました。付近にはゴミ箱やベンチもありました。道もあるのですがすぐに分からなくなりました。しかし木のまばらな斜面を南向きに降りていくと地形図の破線道らしい道があって、これを南に歩き、さらに三叉路を東に歩きました。なんとなく広々した山の上です。南寄りに尾根を歩き、いつのまにか道はなくなりましたが歩くには困りません。そしてテクノポリス線一五鉄塔に着きました。ここからの下山は黒いプラスチック階段のある関電の巡視路です。しばらく降りると階段の真ん中に赤い「15火の用心16」があったのですが、そのまま降りると道路の法面の上に出ました。気づかずにまっすぐ階段を降りていたら落ちるところでした。この階段は道路ができる前のもののようで、今は「火の用心」の所で曲がって法面の端に出てはしごのような段を降りるのが正解でした。道路から見上げると垂直に近い法面のすぐ上に黒いプラスチックが見えていました。おーこわ。


鞍居湖から冨満へ登る道は、未だに途中で終わっているようです。あまり必要はないのかも知れませんが、もったいないですね。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「三日月」です。



2024年3月3日日曜日

春安から登った山崎の市場三角点

 


山崎の国見山の西の、中国自動車道に沿った山並みを歩きました。起点は山崎町春安で、中国自動車道の南側の側道のような道を西に歩くと扉があります。「ハイキング道一号線一部崩落につき・・・ハイキング道一号線全面通行禁止」と張り紙があり、これが登山道だということを知りました。通行禁止ではしかたないので、扉の脇の急斜面を登りました。中国自動車道に面して法面が整備されており、その脇を登りました。ここはもともと尾根なので、法面の上部から尾根を歩きました。踏み跡があり、南に歩いていて危うく金属プレートの春安四等三角点(209.76m)を見逃す所でした。


灌木を避けながら歩くと、地形図でも東から破線道が上がってきてるところに確かに東から道があり、「きのこ類の採取厳禁 兵庫県」の立て札があったので、これがハイキング道一号線でしょう。この尾根にはいくつか少し窪んた道がありますが、倒木もたくさんあります。しばらく登ると「至 春安の集落へ」「松ぼっくり休憩所まで0.5km」「スギ木立休憩所まで0.6km」という道標があって、ここが破線道が尾根から西に水平に分岐している付近です。稜線に上がるつもりでまっすぐ荒れた尾根を登りましたが、ここも登山コースらしく階段があり、稜線に出て振り返ると「行止り」の札がありました。ここが松ぼっくり休憩所で、展望があります。ベンチもあります。ここからは2015/12/30と同じコースで西に稜線を歩きました。これは外周線という道のようです。スギ木立休憩所にもベンチがあり、南側には林道が来ていました。この先の尾根にも道がありますが、倒木で荒れていて歩きにくくなっています。登山道であることは「きのこ類の採取厳禁 兵庫県」の立て札と黄色い立入禁止のテープでわかります。次の尾根に上り西に歩くと、いよいよ県道44号線の通っている鞍部です。2015/12/30にはここは倒木で埋まっていましたが、現在は片付いていました。しかし東側の斜面は倒木は少ないものの非常に急で、南側の伐採地の青いネットに沿って降りました。鞍部の西側斜面も非常に急で、伐採されており青いネットで囲まれています。見たところ伐採地の北側の方が登りやすそうでしたが、そちらに行くにはイバラの藪を抜ける必要があったので、ネットの南側を木に掴まって登りました。


さらに西に歩くと植林になり(写真)、ここも南から林道がありました。そこからも尾根には道があって、「県有地につき立入禁止」の看板が倒れている近くに市場四等三角点(477.61m)がほとんど落ち葉に埋まっていました。その先は尾根にネットがありましたが壊れ気味なので問題なく、地形図通りに北に降りる道もありましたが、まっすぐに尾根を歩きました。なんとなく踏み跡があります。390m-鞍部も地形図通りに南北に道があるようでした。この付近の道はだいたいが溝のようなものです。434mピークに登り、西に歩いてから430m+ピークから北に倒木の多い斜面を降りました。降りると西には幅の広い道がありました。突き当りまで行くとネットと電気柵で厳重に囲まれた松茸採取地がありました。山奥まで人間の欲の深さを思い知らされます。尾根の外れを北向きに降りると大きなユンボがあり、植林の伐採をしているようでした。ここは南に歩けば神保ですが、北に林道で高下に降りました。途中の助森四等三角点(235.05m)は地形図で見ると道路脇に見えますが、実際は尾根の上のシダの茂み(三角点の周囲だけはきれいに刈られています)の中にあります。この三角点を見に行くと、その先を林道に降りるのはとても危険でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「山崎」です。