2022年4月9日土曜日

内海から登る波賀町の流田三角点

 


波賀町の流田三角点には2017/08/20に北の波賀町斎木から登りました。今回は西の千種町岩野邉の内海からです。鳥ヶ乢トンネルを通っているのは国道429号線ですが、トンネルの西側から内海の方に入る道は県道429号線です。この県道は内海の集落を通って山に向かい、峠を越して岩上神社の前から山崎に通じるはずですが、Wikipediaでは「全面開通は事実上断念された状態である」だそうです。後からその峠を通ることになります。


まずは内海から鳥ヶ乢越えの旧道に入って、南に林道を歩きました。美しい植林の中を登っていきます。ターンした辺りに内海第1配水場がありますが、この付近から急斜面を登って植林に入りました。地形が不思議なので確かめに行ったのですが、おそらく鉄を採った跡と思われる急峻な地形ですが、畝のような地形はありません。植林を抜けて斜面を降りて林道を渡り、反対側の斜面からまた尾根に上がりました。下草(草ではなく灌木ですが)のある植林で少し藪っぽい所もありますが、少し歩くと728m地点の南は広い伐採地となっています。ここまでは2017/08/20に来ています。その時の逆コースで植林の尾根をアップダウンして流田四等三角点(731.06m)に行きました。。当時は周囲にはシダが生えていましたが、今回はアセビが茂っていました。三角点から引き返し、前回と同様に728m地点から南に斜面を登りました。鞍部には東西から林道がありますが、繋がっていません。斜面は灌木が少し生えており、イバラもあるので注意が必要ですが、登ると眺望は素晴らしく、荒尾山から阿舎利山、一山、東山と見渡せました。上野付近も見えます。


ここから南への縦走は2010/09/04の逆コースです。植林を抜けて780m+の鞍部に出ました。前回は首のない石仏があったようですが、現在は道が広がっており、東西に林道が横切っています。東西とも南北に道があり、特に北東側には道が3本ありました。ここは県道429号線の峠越えの地点だと思います。この交差点を突っ切って尾根を歩き、814mピークを過ぎ、南西に歩き続けました。そして840m+ピークに来るとネットがあり、その向こうの西側斜面は大規模に伐採されていました。さらに谷を挟んだ向こう側も伐採されています。千草カントリークラブの建物が見えます。尾根の上は植林のままで、そのまま南に歩き続けました。航空写真でもわかりますが、3箇所の広い斜面が伐採されており、間には植林が少しだけ残されています。一番南の斜面が2010/09/04にもあった斜面で、これは中央に自然林が残っており、他とは少し趣が違っていました。それにしても大規模な伐採です(写真)。


北に840m+ピークまで戻り西に伐採地の北の端を降りていきました。北側に林道があるはずですがそちらには降りず、少し足元の悪いネット沿いの斜面を降りました。伐採地から離れて西に降りるとこちらも植林ですが、西に伐採地の見える地点を過ぎると、広い尾根で方向を見極めるのが大変でした。ちょっとアセビ藪っぽい場所もありました。再び植林を上がって766mピークを抜け、その先も林道には降りず、植林の斜面を上り下りして北に向かい、最後は林道に降りました。この林道は地形図の破線道ですが、その南に現在は県道520号線(大沢岩野辺線)ができています。林道に降りたのは川を渡る必要があると思ったからなのですが、林道から520号線に出る所の橋は壊れていました。幸い川は幅が狭かったので簡単に歩いて渡れました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「安積」です。



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