三国岳には何度か登っていますが、今回は2つの三角点を経由して登りました。道の駅多可から北に国道427号線を歩き、三国公園鳥羽キャンプ場を過ぎて、北の林道から登ろうと思ったのですが、途中に三国公園の国道入口があり、そこの三国の森の案内板を見て、遊歩道を歩いてみることにしました。ちょっと登ると右に展望広場への分岐があったのでそちらへ歩きました。遊歩道というより植林の作業道という感じです。ジグザグに登ると展望のないベンチがあって、ここが展望広場のようです。そばに宮ノ上四等三角点(364.21m)がありました。ここから尾根を登ることにしました。林道があるのですが、北の林道に降りていきそうだったので尾根に上がって登りました。しばらく登るとその林道と出会って、急ターンの所に展望デッキ0.3kmの道標がありました。この地点は三国の森の案内板にも書いてありました。林道を歩くと登れないので急斜面を登って尾根歩きを続けました。アシビの生えた植林ですが、歩くのに障害はありません。少し登ると平らになりますが、その後も地形図で見るよりも急斜面が多く、最後も急斜面を登って寺ヶ谷四等三角点(649.03m)に着きました。これは金属プレートです。この先は植林の細尾根で、岩もあって楽しめました。そのうちに最近伐採された切り株が増えてきて、三国岳登山コースと合流しました。これは2013/03/16に登ってきた道です。これを登ると「山寄上部落へ下山コース」とあって、これは2012/09/11に大玉林道から登ってきた道です。すぐに三国峠に着きました。かつての表銀座の案内板は1枚だけ残っていました。ここが三国岳登山道の四合目ですが、あとは植林の中の楽な登山です。途中で林道に出会い、山頂でもすぐ下に林道があります。山頂には「通称名 三国山」という札も立っています(写真)。三国岳三等三角点(855.07m)があります。展望は木が育ってきてイマイチです。
下山は山頂から東に林道を歩きました。林道は伐採地の方に向かって終わってしまい、あとはネットと低い植林ですが、尾根沿いに下るにはネットから分かれて急斜面を降りました。ここは方向がわからず、斜面も非常に急でした。降りてしまえば後は尾根歩きで、650m+から南に尾根を降りました。この尾根は降りやすく、正解でした。かつてはネットがあったようですが今は土に埋もれています。西側は航空写真で見ると伐採地ですが、かなり灌木が育っていました。そして標高400m付近では植林を南東の山に向かって登り、山寄上四等三角点(440.25m)に行きました。それから植林を歩いて降りていき、最後は林道に出ましたが法面が高すぎて降りられないのでターン地点まで東に歩き、林道に出てからはそれを歩いて大玉林道に出ました。
標高差500mなので4時間半ほどかかりました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大名草」です。