呑吐(どんと)ダムの作る衝原(つくはら)湖は神戸市北区と三木市の境に位置します。山陽自動車道から明石海峡大橋に向かう高速道路が渡る湖と説明するのがわかりやすそうです。つくはら湖の北のシビレ山(南にはシブレ山があります)には、2016/02/11に北から登りましたが、今回はつくはら湖から登ってみました。
車は呑吐ダムにとめて、立入禁止の管理用道路を東に歩くと、すぐに「シビレ山(登り口左10分)」という小さな板が木に掛かっています。小道を登ると、神戸支線四二に出てきます。ここからは地形図に破線で描いてある道を歩いて、登山道となる地形図の破線道に入りました。この破線道に曲る所にも「シビレ山(至三角点)」という白い板が木に掛かっていますが、小さくて見落としそうでした。ここからしばらくは低い灌木の藪の中を歩きます。市境ですが、特に標識があるわけではありません。陽当りが良くて暖かいのは良かったのですが、なんとも殺風景です。以前大きな山火事でもあったのだろうかというくらいに、高い木はありません。対洞四等三角点(235.55m)は登山道の脇にあり、「太陽と緑の道」という道標があります。この道標はこの後たくさん見ましたが、形が矢印ですが矢印の方向に何かがある訳ではないので、誤解しそうです。三角点からは三木方面が見渡せますが、一番目立つのは防災公園の競技場です。ちょっと歩くと「三津田(一部竹ヤブ悪路)」という白い札が掛かっていました。この辺からは砂地で木の生えていない場所が多く、登山道から少し外れて砂の斜面を登ると、良い展望が得られます。六甲から雄岡山・雌岡山、三木まで見渡せます。写真は雄岡山と雌岡山です。周囲は灌木とシダ藪で、道が無いと歩くのは大変でしょう。しかし勾配はほとんどありません。正直言って退屈な道ですが、お喋りしながらハイキングを楽しむには向いていると思います。
登山道は北に向かい、コウモリ谷への分岐を過ぎると、登山らしくなってきます。道にはロープが張ってあります。そしてシビレ山と丹生山の分岐があり、シビレ山へ急斜面を登ると主尾根に出てきます。ちょっと西に歩くとシビレ山の山頂です。「シビレ山 465m」と書いた板がなければ山頂と分からないかも知れません。ちょっと東に戻ると白い「火の用心」がありますが、ここの白い板には「丹生山 不動滝」と書いてあって、矢印がなく板の形は不動滝を指しており、混乱させてくれます。丹生山がそちらでないことは明らかで、東に歩きました。ここは2016/02/11にも歩いています。シビレ山四等三角点(512.74m)は少し尾根を行き過ぎてから藪を戻って見に行けます。この付近からは明石海峡大橋が見えますが、逆光です。あとは尾根道を歩いて古い石の道標のある分岐を過ぎ、丹生山へ向かいました。
丹生神社にお参りしてから、まず参道を降りて、途中で千年家の方向に曲がりました。この先の登山道も良く整備されていますが、かなり急勾配です。石が多く落ち葉がかぶさっているので、注意して歩く必要がありました。しかし迷う要素はなく、湖畔の山田町衝原に降りられました。あとはつくはら湖に沿ったサイクリングロードと管理用道路を歩いて呑吐ダムまで帰りました。
展望 ★☆☆
藪山度 ☆☆☆
地形図は「淡河」です。
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