国土地理院の地形図を見ると、北近畿豊岡自動車道の養父インターチェンジの東に、城山という山があります。大徳山からよく見える山ですが、稲津城という城の跡のようです。今回は北側から登ってみました。
養父インターチェンジから大屋川沿いに下って、軽部橋から上野に入りました。県道271号の細い道を走っていき消防団の建物から北に曲がりました。このまま真っ直ぐに走ると林道滝谷線に入ります。ちょっと荒れ気味なので、林道の標識から右に曲がって南側の農道を走るほうが楽かも知れません。いずれにしても谷の奥の瀧谷神社に着きます。神社の前の斜面から登山を開始しました。地形図で見るよりずっと急峻な斜面で、木に掴まりながら登りました。標高差300m近くを登らねばなりませんが、ときどき平坦地があるので一息つけます。切り開きやマーキングはありませんが、木の間隔が広く落ち葉を踏んで登れました。この付近から見る城山はとんがっています。
頑張って登り切ると尾根に出ますが、ネットがあるのが曲者です。金網に張ったネットで、簡単には横切れません。たまに木が倒れたりして横切れる所もあるのですが、横切るべきかどうか悩みます。じっさい390m+ピークではネットは南方向に曲がるので、ネットの北を歩くのが正解となります。実際にはネットをまたげたので問題はなかったのですが。その後はいったん下りますが、少し藪っぽい落ち葉の尾根でした。350m+の小ピークのあと、またネットがあります。そして城山に登りますが、急斜面の灌木の間を抜けて登る必要がありました。岩が露出している所もあります。頑張って登り切ったのですが、ネットが西に曲がっており、ここでも行く手を阻まれました。幸いにもネットには開くような仕掛けが付いていました。
城山山頂は平坦地で、いかにも城跡(砦の跡)という感じでした(写真)。東側の下がった所にも平坦地があります。木々の間から北の方に展望がありました。下山は山頂から西に急斜面を降りました。392mピークまで行き、真っ直ぐ北に降りました。ここも踏み跡もマーキングもありませんが、たまに倒木が邪魔な程度で歩きやすい尾根でした。345mピークには「松茸山に付入山禁止 侵入者は警察に通報します」という立て札があってぎょっとしました。ここから南東に降りて、幅の広い270m+ピーク付近まで来て、さらに東に植林を降りました。これは正解で、さほど急峻な場所もなく、道路に出ることができました。
一周2時間半ほどで、北風は寒かったのですが、紅葉を楽しめました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「八鹿」です。
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