2017年3月29日水曜日

北から登る西脇の大坂山

2012/04/07に南のデカンショ街道の方から登った大坂山(別名「数曽寺山」「津万郷山」)に、北から登ってみました。起点は西脇市塚口町の愛宕神社です。そっけない建物で狛犬代わりに岩が両側に置いてありますが、左手にちょっと登ると灯籠と行者像がありました。ここの裏手は工事中のようなので、神社の右手から藪を登りました。シダが生えていますが、この付近では腰の高さを越すことはありません。踏み跡がありますが、ハイキングというには周囲が雑然としています。372mピークの手前には、ちょっと岩があって展望がありました。西脇が見えますが(写真)、一番良く見えるのは隣のゴルフ場です。372mピークから280m+鞍部に降りるところはかなり酷い藪で、踏み跡も見つけられず、藪漕ぎを強いられました。鞍部にはシダは生えていませんが、登りに入るとまたシダ藪です。この付近は、かなりの忍耐力を要求されます。次の岩場は標高380m付近で、ここを過ぎると主尾根はすぐそこです。主尾根には切り開きがあって、楽に大坂山に到達できました。ここには三草山2三等三角点(449.95m)があり、四方に展望があります。

下山は東に少し戻り、そのまま主尾根(西脇市と加東市の市境)を降りました。マーキングのある切り開きなので楽です。途中で岩場がいくつかあり、北に向かう尾根も歩けそうでしたが、道のある市境を降りました。数曽寺谷のどん詰まりの鞍部には、「兵庫県砂防指定・・・」という石標が立っています。ここから植林を抜けて北の谷に出て、そのまま塚口町へ帰りました。途中には金城池への分岐や、江戸時代の道標がありました。車では通れませんが、歩くには支障のない道でした。

大坂山まで2時間半もかかっているので、はやり藪はかなり厳しかったと言うべきでしょう。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「比延」です。

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