2015年12月29日火曜日

丹波市の五台山と鷹取山

3日前に氷上町から五大山に登りましたが、今日はその北の日本分水嶺の続きにある五台山です。こんなに近くに似たような名前の山があって間違えないのでしょうか。上り口は甲良病院です。東に聳える岩山が気になりますが、裏手の道を登りました。砂防ダムを作っているようで、舗装路を歩くとそちらに行ってしまいます。正しく地形図の破線道を辿ろうとすると、谷道です。谷で道が無くなると大変なのですが、とりあえず辿れる程度の道は残っていました。大きな岩を巻いて登り、最後は意外と平坦な場所に出て、尾根に上がりました。だいたい地形図の破線道どうりですが、尾根には特に道があるわけではなく、自然林に切り開きがあるだけです。歩き易い尾根で、周囲が植林に変わると道があります。大きな岩があって、ぐるっと巻いて上にあがりましたが、展望はなくてがっかりしました。この後はやや急勾配となり、最後は植林を抜けて主尾根に出ました。ちょっと歩くと鴨内峠への道標がありますが、五台山へ向かいました。五台山山頂の手前には簡易トイレがあり(中は見ていませんが)、山頂には展望デッキや石仏(文殊菩薩)そして尾ノ寺山二等三角点(654.55m)があります。西側に素晴らしい展望が広がっているはずですが、この日は軽く雪が降っていて視界はほとんどありませんでした。

五台山からは南に歩くと、「丹波の名水狸穴の源泉400m」という標識がありました。そして、独鈷の滝から登ってくると思われる登山道と出会います。その南のピークが小野寺山(645m)で、丸い鳥瞰図があり、天気が良ければ見晴らしが良さそうでした。トラロープで南に降りると、香良方面から林道が上がってきていました。この林道は尾根を越えないで香良側に降りて行ってしまいます。尾根も歩きやすく、雪もやんできて、急坂を登ると鷹取山(氷上槍)山頂でした。ここには美和ふるさと観光協会のベンチが4つもあり、東側に見える山の説明板が3枚あります。やっと展望を楽しめました(写真)。香良四等三角点(566.34m)もあります。「雷大御神」と掘られた大正6年の石碑がありますが、雷が落ちたのか、それとも雨乞いをしたのでしょうか?少し西側に降りた所にブルーシートがあってなんだろうと思って見に行ったのですが、仮トイレだそうです。

鷹取山から南に歩くと東向きの展望を楽しむためのベンチが2つあり、三和峠(氷上越)に着きました。よく道路で見かける「氷上町」と「市島町」の看板があって驚きましたが、それ以外にも「名勝岩滝寺渓谷」から始まって看板がいろいろありました。しかしここからは下山せず、さらに南に歩きました。ちょっと登ってから分水嶺の径は尾根から南に降りていきますが、尾根の続きには烏帽子山の標識があります。おそらく548mピークのことと思いますが、この付近は油良から見上げるとほぼ平らで烏帽子という名前も納得できます。烏帽子山の尾根の端まで歩いて、どちらに行くか少し迷いましたが、結局車を停めてきた香良病院に向かって北に降りることにしました。地形図で見るとやや急斜面ですが、下草はなく、植林も間伐や枝打ちをしていないので、木につかまりながら降りられました。標高差400m近くありますし、距離も長いので単調な下りでしたが、問題なく降りられました。最後は金網があったので病院の前にあるコテージ?の前から道路に出ました。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「黒井」です。

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