2015年12月23日水曜日

相生の宮山

相生の町の西側にある宮山は、標高は173mしかありませんが眺めが良さそうで前から登りたいと思っていました。この日は午後から雨の予想だったので、チャンスとばかりに登ってみました。

那波八幡神社の左手に忠魂碑が立っています。その脇の道を登って行くと墓地があり、道はさらに上に向かっています。道と言っても岩盤で、雨が降ると水が流れるようで、あまり道には見えないのですが、滑らないように登って行くと岩場に出ました。相生の市街(写真)、それも海側の工場などが見えます。ここからしばらく岩盤登りで、岩盤の上では更に東側も見えるようになります。尾根まで上がれば西側の青葉台も見えます。ちょっと歩くと宮山山頂です。かつては旗を揚げるポールが立っていたようですが、根元で倒れたらしく、地上に横たわっていました。八幡山三等三角点(173・55m)があるはずですが、見つけられませんでした。ひょっとするとポールの台だと思ったコンクリートが標石だったのかも知れません。

山頂からはとりあえず北に縦走してみました。緑ヶ丘への下山道のようですが、道以外は藪なので無理せず道なりに歩きました。これは縦走路で、北の150m+ピークを通って、新幹線のトンネルの上近くに相生駅がよく見える場所があります。そこから道は西側に降りて行くので、大回りは避けたいと思って山頂まで引き返しました。

山頂から、地形図の破線道を降りることにしました。地形図では、山頂から東の那波小学校へ破線道が描かれています。山頂の東側は岩盤で眺めが良いので、この急斜面の岩盤を降りました。岩盤の下に道があることを期待したのですが、藪ばかりではっきりした道はありません。それでもゴミが多いので登山道だろうと思って藪の中の道らしい場所を降りました。ほぼ地形図の破線道に沿って降りたのですが、藪はきつくて丈夫な枝をかき分けなければなりません。広い尾根で方向が定まらないのも問題です。しかも少し降りるとシダ藪になり、道跡を覆うように背丈よりも高く茂っており、迂回せざるを得ません。小学校裏の墓地に出るまでまともな道にはほとんど出会えませんでした。

登りに使った道はネットで見つけたのですが、これが正しい登山道だと思います。この付近の山はみんなそうですが、整備されていない所は歩けません。

展望 ★★☆
藪山度 ★★★ 登山道を歩きましょう
地形図は「相生」です。

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