姫路の東には桶居山から高御座山に繋がる人気の山並みがありますが、その南にはいくつか支尾根があります。その一つで、姫路別所高校と白陵高校の裏山にあたる山並みを歩いてみました。
登り口は別所の日吉神社です。神社の東側から尾根に取り付く細い道があります。藪の中を登る道ですが、ちゃんと整備されています。かなりの急斜面を登ると110m+ピークに出て、ここからは縦走です。もうこの付近から展望が得られ、姫路城も見えています。この縦走路は歩きやすく、岩場も多いので眺めが良いのが特長です。北に見える二つの尾根は山火事の後遺症か木がほとんど生えていません。北の谷にあるのは溜池だと思っていたら、近くに行くとソーラーパネルだということが分かりました。岩場が多いので楽しく登れますし、ほぼ全方向を眺めることができます。写真は南の方を見たものです。姫路火力東線二九鉄塔を過ぎるとますます尾根道はよく整備されており、次の140m+ピークには三〇鉄塔があります。海まで見渡せます。ここから馬の背のような尾根で209mピーク、そして次の210m+ピークへ登りました。ここまで誰とも会っていません。
この先は姫路市と高砂市の市境の尾根を南に歩きましたが、ここは鹿嶋神社から高御座山へ歩く登山ルートで、たくさんの登山者と出会いました。眺めの良い尾根(百間岩)を南下し、マイクロ波反射板と姫路火力東線三二鉄塔を過ぎると、鹿嶋神社のチタン製鳥居が見えてきます。神社の方へ急峻な大きな岩場を降りると休憩所がありますが、トイレは壊れていて使えません。88mの鞍部を通って、中所登山口方面へ歩いて南のピークに登りました。登山者はかなり少なくなりました。まず地徳山という眺めの良いピークがあり、次の山が大平山です。この山も岩場が多く、展望は良好です。明石海峡大橋が見えます。山頂の大谷1三等三角点(155.53m)を過ぎて、中所登山口ではなく豆崎登山口を目指して急峻な岩場を降りて行くと、その南の低い尾根に経塚山古墳がありました。尾根上の道にいきなり石室が開いています。ここからまた急峻な岩場を降りると、豆崎登山口に出ました。百間岩まで60分、高御座山まで150分と書いてありました。
このコースは、逆に歩いたほうが岩場を登れて楽しいかも知れません。今回歩いた尾根はあまり山火事の影響を受けていないようで、季節外れのツツジの花を楽しむことができましたが、桶居山から高御座山に繋がる尾根は岩場が多いというだけでなく山火事で木が生えていません。植林も進められているようですが、緑が戻るにはだいぶ時間がかかるでしょう。
展望 ★★☆
藪山度 ☆☆☆
地形図は「加古川」です。
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