石ヶ堂古代村から建屋山に登ったとき正面に見えていた山があります。建屋川西側の、能座の北の山ですが、名前は分かりません。山頂に森三角点があります。ということで、登ってみました。
登り口をどこにするかはだいぶ悩んだのですが、結局北の奥山から登ることにしました。カカナベ川沿いの道路から簡単に植林に上がれました。この植林は非常に急ですが、作業道を探して登っていくと尾根に出られました。あとは標高差400m程をひたすら登りました。急斜面の植林が続きます。特に標高400m付近まで来ると作業道も無く、足元は崩れやすくて非常に登りにくくなりました。そこで左手から来ていた尾根にトラバースしたのですが、こちらの尾根も急な上に荒れていて、真っ直ぐ登った方が楽だったかも知れません。標高450mを過ぎると徐々に勾配が緩やかになってきました。500mを過ぎると共同アンテナの残骸がありました。だんだんと気分良く快適に登れる尾根になってきました。そして登り始めて1時間半で山頂に着きました。森三等三角点(662.01m)はシダに覆われており、白いポールが2本もあるのですが探すのに手間取りました。結局シダを端から抜いていって、標石を発見しました(写真)。
三角点からは尾根を辿りましたが、やや荒れ気味で、アップダウンがかなりあります。次の692mへの鞍部は細尾根でした。692mピークは植林で、いったん鞍部に降りてから、再び650m付近では建屋方面の展望が得られました。標高700m付近は岩が多くなりますが、おかげで展望もあります。そして植林地帯に入り、やや長い登りを続けると805mピークに着きました。ここは以前に来たことがありますが、植林と自然林の境目で、広くて気持ちの良い場所です。ネットと荒れた林道が西から来ており、ちょっと西に歩けば道沿いにカンバ山三角点がありますが、今日はそちらには行かずに東に下山しました。
下山に使った尾根はやや幅広で脇に逸れがちでしたが、ひどい急斜面も無く、標高550m付近で植林に入るとすぐにダートの林道がありました。あとは植林で下山しましたが、能座の方に行くかと思いきや少し南の小畑の方へ降りて行きました。途中に北に行くやや登り気味の枝道もありましたし、法面が崩落して通れない場所もあったので、能座の方に降りる道もあったかも知れません。最後は暗い植林と草原(放置された畑?)を抜けて、配水池の所で扉を抜けました。能座に歩いて、能座四等三角点(290.65m)とヒダリマキガヤを見て帰りました。
最初は根気の要る急斜面の登山です。登ってしまうと、栗と鹿の多い山でした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大屋市場」です。
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