竹呂山には三室山経由で来ることが多いのですが、今回は西側の河内川沿いの道上から登ってみました。最初は林道を歩きます。「アルコール度急速中和に威力!」キエルミンGというドリンクの広告の描いてあるコンテナを過ぎると害獣避けの扉があります。これを通るとすぐ左手に分岐があり、終点まで登りました。この枝道は最新の地理院地図に記されているとおりです。終点からは植林の急斜面を思い切り登って尾根に出て、真所四等三角点(712.99m)に到着しました。ここからはあまり急坂も無く、植林と自然林の混ざった気持ちの良い登山になりました。871m地点を過ぎて少し登ると、「竹呂山」「竹呂谷」の標識がありました。北側の谷からここに登るのが登山道のようですが、植林の中の道はよく識別できませんでした。しかし登山道となるとますます楽に登れて、山頂近くの急勾配も斜面に道があるので助かりました。山頂近くのほとんど意味が無いと思われる場所に「竹呂山頂」の標識がありました。ここで振り返ると植林の間から後山など千種の山々が見えました。
竹呂山山頂には中山三等三角点(1129.27m)と宍粟50名山の札が立っています。登山コースは谷コースと尾根コースがあるようですが、どちらも竹呂谷経由でしょう。山頂からは南に尾根を歩きました。何度歩いても気持ちの良い尾根でした。展望はありませんが、自然林がきれいです。今回は特に枯れた木に群生するキノコ(なめこ?)に目が行きました(写真)。真っ直ぐに歩くと980mピークの方に行きそうになるので南に向かって、972mピークまで行きました。ここも平坦で木の間の広い自然林のピークです。このピークの南西側は複雑な地形です。谷沿いの林道にも降りられそうですが、敢えて西に延びる長い尾根を歩きました。登ってきた尾根に比べると細い尾根なので若干歩きにくいのですが、それでも勾配が少なくてとても歩き易い尾根でした。気持ち良く778m地点まで降りました。ここはいくつかの尾根への分岐があり、北西に向かえば最初に登った林道に出られそうですが、ここも敢えて南西に向かいました。この先は予想どうりにかんな流しの跡に出てきました。現在は植林ですが、起伏に富んだスリリングな地形になっています。スリリングすぎて急斜面の植林の中を降りることになりましたが、地形図の破線道付近の谷には金網に扉があって、無事に金網を突破できました。
どちらの尾根も山裾でちょっと苦労がありますが、気持ちの良い登山道としてお薦めできるものでした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「西河内」です。
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