2015年1月4日日曜日

上所から登った牧山

2011年もそうしたように、新年初めての登山は新宮町の奥小屋にしました。理由はありませんが、比較的姫路から近くて手頃な山だと思ったからです。今回は上所から牧山に登る計画でしたが、2011年と同じく積雪がありました。上所から牧山の方へ延びる尾根はうまく取り付ける場所が無く、谷に行こうにも川に渡した丸太の上を歩く度胸はなく、結局畑を横切って急斜面の藪を登り始めました。森の中にも積雪があって、滑りがちでした。木に掴まってしばらく登ると、少し楽になりました。352mピークで小休止し、あとは緩やかな登りです。444mピークを通り、少しアップ・ダウンしながら積雪を歩きました。主尾根に出て、南東に歩いたのですが、イノシシの足跡を辿っていたら違う尾根に行ってしまいました。ピンクや水色のテープでマーキングがあるので、それを辿れば問題はありません。この先の470m+鞍部は倒木地帯ですが、この付近からは山崎方面が望めました。獣道を辿って北側を巻いて進むと、牧山山頂の少し手前には道標があって、一つは牧山と国見山を指しており、もう一つは北向きで「国見の森駐車場」となっていましたが、「危険です(ベテランコース)」と書き込んでありました。

牧山山頂にも「牧山(505.7m)」と書いた板が立っていました。上比治三等三角点(505.49m)が雪に埋もれていました(写真)。周囲は以前よりアシビが増えたような気がします。下山は少し尾根を戻り、下所の方に延びる尾根にしました。雪でよく分からなかったのですが、この尾根には道があるようです。しかし倒木も多くて、道を歩ける訳ではありません。道は450m付近の尾根の外れから南の谷に向かうようでしたが、谷の様子もよく分からないので、真っ直ぐ急斜面を降りました。この斜面にもジグザクの道があったようです。この後も自然林の尾根で、特に急勾配はありません。431mピーク付近から下も広く気持ちのよい尾根です。問題はその先で、下所へ降りるつもりで最初はそちらに急斜面を降りたのですが、犬の吠える声が聞こえました。銃声らしき音も聞いていたので、下所の谷で狩猟中という可能性を考えて、苦労して登り返して、角ヶ鼻に降りることにしました。適当に斜面を降りて行くと、最後は植林になり、作業道を歩くと民家の裏手に出てきました。南斜面で雪も少なかったので、正解と言えるかも知れません。

さまざまな動物の足跡を楽しめました。また、雪が青く染まっている所があり、何が青いのかと調べると、どうやらヒサカキの実が落ちて雪を青く染めているようでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「三日月」[安志」です。

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