福崎と言っても半分は香寺町で,姫路市かも知れません。登り口は才加ゴルフ場からちょっと東に行ったところで,「ようこそ大倉山へ」という登山口の表示があります。山頂(385m)までは30分ほどですが,きつい登りです。南斜面ですから,夏はあぶられて大変だと思います。途中に休憩所が設けられていますが,ベンチは壊れたのか無くなっています。シダが伸びすぎて道が見えなくなっている場所がありますが,山歩きに慣れた人なら見失う可能性は無いでしょう。
大倉山山頂は木が切られて展望が良いのですが,その分だけ日陰ありません。ベンチがまだ一つは残っていました。ここには三等三角点もあります。ちょっと休んで北の尾根に向かいます。東向きの道をちょっと降りると分岐があって,北向きの道が続きます。良い道ですが,若干倒木があります。ほとんどの倒木は処理が終わっていますが,道を塞いでいるものがあり,乗り越えるか潜るかしなければなりません。このまま気持ちよく歩いていくと,下りになって,鶴居支線10という鉄塔に降りてしまいました。ここは降りずに尾根伝いの道に進む必要があるのですが,尾根には倒木があって道を塞いでいるため,良い道を選ぶと鉄塔に出てしまいます。これは先人も書いておられました([1])。
この後はいくつかアップダウンがあって,峠山四等三角点(322m)に達します。関電の巡視路になっている部分もありますが,その割りには倒木があり,乗り越えなければなりません。尾根道ですから,間違った尾根に進まなければ方向ははっきりしています。峠山三角点には2003年1月1日の大柿さんの赤いプラスチック板がまだ残っていました([2])。
車を登り口に置いてきたので,南を目指します。この尾根についてはほとんど情報が無かったのですが,道の無いところはありますがきつい藪は少なく,倒木も少なく,十分歩けます。途中から荷造り用のビニール紐が稜線に沿って張られています。尾根の西側は植林,東は雑木林で,松茸が雑木林で採れるのでしょう。登山口にも松茸シーズンの登山はご遠慮下さいと書いてありました。
松茸を取りに来る人がいるということは,登山道があるということなので,それを探します。319m地点から南東に延びる尾根があり,ビニール紐もこちらに向かっていたので(写真),そのまま尾根を降りていきました。途中から東向きの尾根に乗り,最後は東に付き出した尾根の所で道は消えていました。この付近にも空き缶やペットボトルは落ちているので,人が登ってきていることは間違いないのですが,道が見つかりません。
あきらめて南の植林を降りようかと思っていたところ,北に降りる道を見つけました。東端のピークに登り返す前に北に道がありました。これは明らかに人がたくさん通っている道で,途中の木にはビニール袋が下がっており,中には空のペットボトルがいくつも入っていました。この道は最後は急な植林の中を谷に降りますが,倒木が多く,急斜面なので困りました。しかも降りたところは北側のじめじめした谷で,倒木が多く,降りたことを後悔しました。しかし,少し倒木を乗り越えたり潜ったりしていると,沢沿いの石だらけの道に出てきて,あとは溜池(地形図の南側の溜池)に出ました。地元の方はどの道で登っておられるのでしょうか?
この尾根を通らず,もっと南の尾根を歩く方が,傾斜はずっと少なくて楽かも知れません。次回はそちらを試そうと思っています。しかし,松茸の季節は避けねばなりません。
展望 ★☆☆ 藪山度 ★★☆
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