山崎の高取山は,宍粟郡山崎町の東側の山です。25000分の1の地形図だと,498mピークだけが載っていますが,その南のピークが高取山です。
登山道がよく分からなかったので,まず須賀沢の石作神社に行きました。山に入る道が神社の裏手にあることはよくありますが,この神社の裏手には林道のような道がありました。ちょっと歩いたのですが,水平な道でいっこうに山に登らないので,谷になっている所で斜面に取り付きました。急斜面をちょっと登ると尾根に出て,そのまま送電線の鉄塔に出ました。これは山崎線14という鉄塔で,東側で送電線が二方向に分かれています。
この付近で,良く整備された道があることに気がつきました。実は,この山は「やまさき 彩りの森」として整備が進んでいるのです。西の花菖蒲園の近くにある聖山城趾から,「深呼吸の広場」を通って遊歩道が整備されています。この送電線から高取山の頂上までは1400mとなっています。実は神社の裏で見た林道も,このハイキングコースに繋がっていたのでした。もう少し辛抱して歩いてみればよかったのです。
よく整備された「ハイキングの森」を歩きます。「ツツジの展望広場」に出ます。送電線の「火の用心」の札も立っていますし,木のベンチ(箱みたいなもの)が置いてある場所もあります。このベンチは動かせるので,日陰に持って行って休めるので良いアイデアだと思います。
そして「健脚向けルート」を登って一気に頂上に出ました。途中の道でも山崎側の展望は良かったので,頂上の展望は感動するほどのものではありませんが,中国自動車道越しに南側の山(上ノ山から塩野三角点)が見えます。ちょっと東の方に行くと,「安富方面展望ポイント」があって,安志がよく見えます。ここには登頂記念の石が積んでありました。写真はここから谷を挟んで東に見える尾根です。この尾根を目指すことにしました。倒木が気になりましたが・・・(写真)
ここから498mピークに向かう道は整備されていませんが,山道としては十分に歩きやすい道です。送電線の巡視路にもなっているようですが,花菖蒲園の方向には入山禁止の札がかかっている場所もあり,松茸でも採れるのかも知れません。468mピークには特に何もありません。さらに尾根を東に歩き,送電線と分かれて町界に向かいます。この辺は道が不明瞭な植林で,尾根が広いのでちょっと迷いました。
このあと,518mの安志三角点までは雑木林の中の尾根です。岩が露出している場所が多少ありますが,歩きやすかったと思います。三角点には赤と白の測量用のポールが立っていました。その先は植林となります。高取山から見えていた倒木地帯に近づくと。尾根にも倒木がありますが,乗り越えられないほどではありません。高取山の頂上がよく見えるようになります。この付近が地形図の473m地点でしょうか。
ここからは下りです。植林や雑木林の急斜面を降りてゆきます。かなり降りて,やっと安富三角点(285m)に出ました。この三角点は丸い金属板ですが,国土地理院の杭が立っているので発見は容易でした。ここからは町界沿いに安志峠に降りるつもりでしたが,結局難しくて西側の尾根を降りることにしました。藪を少し抜けて降りた場所は木材流通加工センターでした。急いで29号線に出ました。
整備されたハイキングコースと,ちょっと藪っぽい山歩きの両方をエンジョイできるルートでした。
展望 ★★★
藪山度 ★☆☆
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