二木峠というのは,相生の北の矢野町と龍野を結ぶ県道5号線にある峠です。なんとWikipediaにも項目があります(何も書いてありませんが)。最初は峠から登ろうと思ったのですが,ウラジロ地獄とのことで([1],なおこのルートは,この大柿さんのルートとほぼ同じです)峠の北の186mピークの北側鞍部を目指しました。獣よけの柵がありますが,扉があって抜けられます。道の雰囲気からして,おそらくこの付近には鞍部を越して東に抜ける道があったのでしょう。鞍部に達して北に進むと,揖西郡と赤穂郡の境界の標石がいくつも転がっています。尾根に出たら,まず賀波山の四等三角点に寄り道しました。大柿さんのピンクのプラスチック板が木に下がっています。
この後はずっと尾根歩きです。時々シダが生えていたり藪っぽくなりますが,基本的に歩きやすい尾根です。小犬丸村と二木村の境界の標石とか,共同アンテナがあります。時々東や西から道が登ってきています。下界に播磨道が見えるようになると,二木村とか金坂村の石標が増えてきます。とにかく石標の多い稜線です。そして,数字入りの白いタイルを埋め込んだ,この付近ではおなじみの石標も現れます。
そして地獄谷三等三角点(314.1m)に到着ですが,展望はありません。ここから北は尾根が西に大きくカーブしています。それが東に戻ってきたところをまっすぐ進むと,尾根の終点に出て先に進めません。ここは南斜面を進まねばなりません。こうしてやっと送電線に出て来ました。ほぼ3時間の尾根歩きでした。あとは美しい楓池に寄り道し,近畿自然歩道で釜出に降りました。
長い稜線歩きはちょっと退屈ですが,時々展望もあって歩くのが好きな人にはお勧めできるコースでした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
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