2005年11月5日土曜日

新宮の大鳥山

姫新線播磨新宮駅のすぐ近くにある山です。播磨風土記にも記載があり,それによると昔この山には鳳凰が棲んでいたということです。 駅から近いので,登って行けそうですが,東側の斜面を見上げれば崖があり,南側は急斜面の植林で登れそうな気がしません。北側から尾根伝いに行ってみることにしました。

西播磨文化会館の西の方に,老人ホームへ抜けていく切り通しがあります。ここから尾根に上がることにしました。しかし,ここはコンクリートでしっかり作られた切り通しで,どうにも登れません。北側に寄ったところから植林の間を登ってなんとか尾根に出ましたが,急斜面の植林は登りやすいものではありません。なお,ゼンリンの地図はこの付近はあまり正確ではありません。

このあとは尾根伝いに206mピークにでます。西の尾根に行かないように気をつけて南東に進路を取ります。このあたりは道があり,林の中を気持ちよく歩けます。テレビのアンテナもあります。しかし,この山に上がってくる道はなさそうでした。

大鳥山に近づくと,尾根に石でできた穴があります(写真)。井戸や炭焼き窯とは考えにくいので,ひょっとしたら竪穴の古墳かも知れません。その先の宮内三角点(187.4m)は藪ではありませんが周囲の木が茂っていて展望がありません。木の間から播磨新宮駅が見えます。

下りは南の急斜面を降りました。ここを登ってくることも出来ると思いますが([1]),つらい登りでしょう。最後は小さな川を渡って住宅地に出ます。

この付近の住民の方達は,この山に登ってみようとは思わないのでしょうか?ちょっと道を付ければ,とても良い散歩ルートになると思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆

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