山崎町の野々上三角点には2008/08/31と2008/12/29に登りましたが、今回は西の野々上から登りました。野々上八幡神社の隣に好古館という懐古品を展示した施設があり、その前に駐車場があって「永尾山展望台まで5分」「山野草の小径」「ウンゼンツツジ群生地」という道標があります。ここから整備された登山道を登りました。ウンゼンツツジは時期外れでしたが、展望台では揖保川沿いが一望でき(写真)、小さな休憩所もあります。この付近を風の丘ガーデンと呼ぶそうです。
展望台から東に歩き、尾根を登ると害獣除けフェンスがあります。これを抜けると林道があり、尾根を登っていきます。この林道には尾根の南北両側から登って来られるようです。途中で道が尾根の両側に分かれていたので、道ではなく真ん中の尾根を歩きました。ここにも窪んだ道があり、ネットも尾根沿いに張られています。しかし結局292m地点の付近でまた北側の林道に出てきました。この先はまっすぐに543mピークを目指して登ろうかと思っていたのですが、地形図で見るとかなり急斜面です。いっぽう地形図には谷を渡ってひとつ北の緩やかな尾根を登る破線道が描かれており、これが尾根の北側の林道ではないかと推測して、林道を歩きました。すると確かにこの林道は谷を横切って北の尾根に延びており、複雑に分岐していますが尾根を登っていく林道がありました。稜線から標高差50mくらいのところで林道はまた左右の谷に行くようだったので、ここからは中央の尾根を登りました。藪っぽいのですが、突破できないようなものではなく、すぐに稜線に達しました。地形図ではこの付近で破線道が稜線を横切っていますが、見当たりません。
稜線上で530m+ピークから北に降りると、西側から道が登ってきていました。これが登ってきた林道と繋がっているのではないかと思って降りていってみたのですが、林道が下に見えるものの、この道は細くなって杣道となり、登ってきた尾根を巻いているような感じでした。作業道には違いないと思うのですが、不思議な道でした。稜線に戻って北に歩くと、厳しい斜面が待ち構えていました。木に掴まって標高差50m程を登って細尾根に上がりました。北に歩くと東側から林道が尾根近くに来て、地形図通りに折り返していました。真っ直ぐに斜面を登たところ倒木が多く、非常に歩きにくかったのですが、東に歩いて野々上四等三角点(597.53m)に着きました。藪の中ですが、今回は尾根を歩いてきたので簡単に見つけられました。以前は赤く塗られていたようですが、現在は色はついていません。
野々上三角点から西に藪を戻って、北西に藪の尾根を降りました。倒木と灌木で非常に歩きにくいのですが、溝状の道があります。少しずつ藪は薄くなり、道は下っていって、そのまま道を下れば地形図の破線道と繋がっているのかも知れません。しかしそちらには行かず、尾根を北西に降りました。藪はなくなって楽な尾根歩きになり、430m地点に着きました。ここからは南西に尾根を降りましたが、これも歩きやすく、深く掘られた道もありました。降りていくと植林になって林道がありました。最初は林道を西に歩きましたが、墓所があり、その先は人家らしく林道は終わっていたので、戻って谷を渡って南に降りて、地形図の実線道に降りました。害獣除けの扉を抜けて、野々上に戻りました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「山崎」です。