2021年3月7日日曜日

岡山市瀬戸町の三谷公園

 

この公園は万富から吉井川を下ったところにあります。川沿いの道路から金剛童子の鳥居が見えます。金剛童子を祀ったお堂があり、その奥が公園になっています。しかし今回の目的は公園ではなく、その周囲の山を巡ることです。公園に遊歩道の地図があるのですが、ランドマークがないのでピンときません。とりあえずは送電線の鉄塔を目標に登りました。「火の用心」もあるのですが方向は分かりにくく、狩りの時に殿様が待っていたという御前場を過ぎて、歩きやすい道を登ると尾根道に突き当たり、右に曲がるとキリンビール岡山線26鉄塔がありました。この付近からはキリンビールの工場、吉井川、熊山が見えます。尾根道を取って返すと巡視路なので歩きやすいのですが、そのままだと次の鉄塔へ行ってしまいます。探すと巡視路が北に曲がる所を曲がらずに藪を抜けていく道がありました。この付近が公園の地図の遊歩道の終端付近ではないかと思います。道標があるのですが、朽ち果てていて全く読めません。ここからはしっかり作られた尾根道ですが、シダが両側から伸びていて、それをかき分けて登るので藪こぎのようになってしまいます。202mピーク付近まで登るとシダも低くなり、灌木の枝が少し邪魔な程度になりました。そして三谷山に近づくと、道の終点に出ました。これは森林公園から来ている道です。三谷山の山頂は道路脇の木のプレートで知ることができます。


ここからは森林公園の整備された道を歩きました。南の鞍部に降りると三谷公園への分岐があります。三谷山の方向は「みはらしの丘」となっていますが、特に見晴らしの良い場所があったという記憶はありません。そのまま南に尾根を登りましたが、道は尾根の真ん中に作られている訳ではありません。次の道標は「三谷公園」「歌碑の小路」「木庭の滝」ですが、とにかく真っ直ぐに歩きました。その南に道が別れますが、真っ直ぐに登ると南に降りる道があります。尾根を歩くなら左に曲がって良いのですが、真っ直ぐ行くと木庭の滝に行きそうで、縦走の尾根は道の脇にマーキングがあって、そこから急斜面を降りなければなりません。降りてみるとそんなにひどい藪ではありません。シダや笹が生えているのをなるべく避けて歩きました。マーキングがありますが、たどれるほどのものではありません。藪に飽きてきてころに、南から良い道が上がってきて、東に向かっています。これは備前線29鉄塔から来る巡視路で、次の30鉄塔へ行って終わりかと思いきや、さらに東の31鉄塔に向かっています。ここは地形図では破線道のない尾根で、たいへん助かりました。この東の尾根はややこしく曲がっていますが、巡視路を歩けばそんなことは気になりません。しかも31鉄塔への分岐を過ぎて、さらに32鉄塔へと繋がっています。最初の予定では31鉄塔から南の尾根を回るつもりだったのですが、周囲の藪はかなりひどく、藪を抜ける気にはならなかったので、32鉄塔へ向かい、さらに東に巡視路を歩きました。ここからは谷に向かって下りで、谷に降りました。この谷には氷ノ山で見られるくらいの背の高い笹が密集して生えており、巡視路がなければ横断するのも難しかったでしょう。


谷から東の尾根に登り、北に曲がりました。巡視路ですが、少し歩くと巡視路は東に曲がってしまい。尾根には笹の生えた踏み跡だけが残りました。しかし赤テープのマーキングがあり、消えてしまうことはありません。ここからしばらくは藪こぎですが、木の枝が邪魔なだけです。たまに道がありますが、すぐに消えます。ここでも枝を押しのけるのにうんざりしてくると、道が東から来て北に向かっていました。鵜居から巡視路が登ってきていて、キリンビール岡山線22鉄塔に出ました。ここからは巡視路歩きですが、斜面に作られているため鵜居四等三角点(176.88m)は通らないので、藪をかき分けてわざわざ見に行きました(写真)。23鉄塔、24鉄塔への分岐を過ぎて、巡視路の突き当りは25鉄塔です。ここからは最初に見た26鉄塔へ巡視路は続きますが、それを辿って降りていくと、斜面に作られた道は流されてどんどん不明瞭になり、さらには斜面を降りて、少し幅のある道に降りてきました。これも怪しげな道で、途中にマーキング等が無いので心配でしたが、最後には「火の用心」があって、川沿いの県道252号線に降りられました。


中国電力の巡視路に助けられました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「備前瀬戸」です。



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