2021年3月27日土曜日

美作市の猪山

 


名前に惹かれて登りましたが、登り方がわからないので、楽そうな北の上山の尾根裾から上がりました。ここは急斜面の藪なので、灌木に掴まって登りました。枝が密集していますが、ちょっと登るといかにも里山になりました。枝が邪魔ですが歩くには差し支えなく、踏み跡もあるような感じでした。南に歩いて東に曲がると、共同アンテナの残骸があり、ヘンコツ山四等三角点(342.22m)がありました。ヘンコツ山と書いた札が木に掛かっていますが、最初は変な山名だと思ったら三角点の名前でした。ここへは北から道が上がってきているようで、そのまま南に向かっていました。道を歩くと西側に展望が開けて、谷向いの段の集落が見えました。この付近は真砂土の砂地がところどころ露出していて、展望地になっています。倒木を避けながら南に歩きましたが、386m地点を過ぎて行き過ぎたことに気づいて戻りました。東に降りますが、ここははっきりした道がありました。この先も道をたどって、藪を抜けて、猪山(ししやま)の山頂に着きました。山名の札と積まれた石がなければどこが山頂かわからないでしょう。山頂はギリギリのところで和気市ではなく美作市です。


猪山から南に歩いて、和気市と美作市の境界に出ると、道がありました。北から来ているようで、南に歩くと良い道になりました。ここからはほぼ道を歩きました。倒木もありますし、ときどき藪に消えかかって怪しくなりましたが、結局最後まで地形図の道を歩いていました。最初西に曲がるとそのままマーキングは西の谷に向かっていましたが、南にも道がありました。その南の390m+ピークは東に巻く道があったので巻きましたが、地形図どおりにピークを越える道もあるようでした。このあとも道はピークを巻くことが多いのですが、市境はピークを越えているため、市境のマークと思われる錆びた鉄パイプ状の杭は常にピークを越えていました。徐々にシダが増えてきますが、道があるので大丈夫です。市境は西に曲がりますが、この付近は北の谷には道があるようでした。そのまま西に尾根をアップダウンして歩き、さらに北西に向かいました。荷造り紐が張られており、松茸山なのかも知れません。相変わらずシダ藪がありますが、腰くらいまでの高さですし、道があります。枝を払う程度の藪の中の道です。そして地形図通りに藪の中を抜ける道を通って、大谷四等三角点(384.25m)に着きました。そのあと藪を抜けたので道を見失いましたが、南に展望地を抜けて無事に道に戻れました。北の下の方に林道が見えて、南側に鉄フェンスが現れ、杭の上に不思議なハイテク風の物体が乗っていたと思ったら、道路の終点に出ました。キャンピングカーが放置されています。北への道にはゲートがあります。西に歩くと、少し不思議な形の送電線の鉄塔がありました。南津山線52鉄塔ですが、西に分岐しています。西に未舗装道路を歩くと、変電所のようなものがありました。なんでこんな山奥にと思ったのですが、この付近に大規模な太陽発電設備を設置するらしく、そのためのもののようでした。ソーラーパネルは、付近にはまだ見当たりません。下山はこの西の段に降りる谷道にしました。この道はしっかり作られていますが倒木が多いのが欠点です。そのまま歩いて降りていくと、段の集落には入ることなく、舗装道路に出て下山できました。


この付近の地形図の破線道は比較的信用できるようです。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「日笠」です。



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