2021年3月18日木曜日

岡山市瀬戸町の鉄砲山から物理城跡

 


山陽本線瀬戸駅の南にある鉄砲山は、よく整備された山です。住宅地から舗装道路で登れますが、私は南から未舗装の道を歩きました。途中で舗装道路に出た所から西に道があり、これを歩くと高岩宮に出ました。高岩経塚の碑があったので、経塚が発見されたのでしょう。ここからは八幡神社に降りる道もありますが、山頂に向かう道もあって、これを登って山頂に出ました。真ん中のマウンドの中央に下村三等三角点(165.79m)があり、周囲の展望は良好です。


山頂からは西に舗装道路を歩きましたが、竜王山の手前の鞍部でマーキングを見つけて山道に入りました。マーキングに従って少し登ると竜王山の山頂(181m)に着きました。山頂には御札の入った石の祠がありました。そのまま東に歩いて、階段から鞍部の舗装道路に降りました。すぐ目の前にマーキングがあって再び尾根に上がると、東の尾根に行く道には赤い紐がはられていて、茸山なので秋は立入禁止となっています。秋ではないのですが、近くに東岡山西大寺線50鉄塔があり、こちらを廻って東の尾根に向かいました。マーキングがあり、やや狭いとは言え明快な道です。少し歩くと坂根四等三角点(164.14m)がありました。次のピークには物理(もどろい)城跡の碑がありました(写真)。城主は物理貞茂と長船左京となっています。


さらに東に歩くと、道が広くなりました。北側に降りる道があります。東進すると分岐に出て、北が25、南が26となっています。北に歩くと、備前線25鉄塔がありました。地形図にはここから北に尾根沿いの破線道が描かれているのでこれを探しましたが、あるのは藪だけです。どうやら巡視路はこの鉄塔で行き止まりで、次の鉄塔へは途中で出会った北への道で行くようです。破線道を見つけようと藪に入りましたが、灌木の枝が邪魔な藪で、なかなか進めません。枯れ枝を折ればよいのですが、数が多いとそれも大変です。少しずつ北に尾根を降りましたが、なかなか進めません。破線道が西に曲がる付近では、ひょっとしたら道の跡かと思われる藪の薄い所を通り、さらに北に向かいました。シダや笹は少ないので、小枝との勝負です。たまに少し楽に歩ける所もありますが、長続きしません。気がつくと破線道から外れて西向きの尾根を歩いていましたが、どうせ道がないなら同じと思って、そのまま西に降りました。そして藪の薄い所を探して北に降りて、なんとか下山できました。この最後の鉄塔からの藪は想定外でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「備前瀬戸」です。



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