2021年2月6日土曜日

吉永から登る神道山

 


備前市吉永の北にある神道山には、2016/03/20に北の和意谷から歩いてきました。今回は南からです。吉永の北、八塔寺川の西側の山並みの南端には道があります。入口に鎖がかかっていますが、ジグザグに登った終点には東屋があります。ちょっと南に降りるとNHKのアンテナがあります。木が邪魔で展望はイマイチでしたが、山陽本線の貨物列車がすれ違うところを見られました。ここから尾根を北に縦走ですが、舗装道路がターンする所から北に幅広い道があります。防火帯かと思うような道ですが、ちょっと登った所に小さな祠があって、ここで一旦道は消えますが、踏み跡が復活しました。枝が邪魔な程度で歩きやすいのですが、南斜面の上り坂はシダが密集しています。腰くらいの高さで道がはっきりしているので問題なく登れて、北方四等三角点(167.49m)に着きました。ここにも祠があります。


三角点の祠には正月飾りがあり、人が来ている気配があるので、どこから来ているのか不思議でしたが、北に歩く道は割と良い道でした。斜面を降りていくと「H」という標識があって、ここから東に降りていく道がありました。これが三角点の祠への登山道なのでしょう。その先を北に歩くと、道があるのですが時々シダ藪に入ってしまい、辿るのは容易ではありません。大きなシダの塊を避けて歩きましたが、灌木の枝が邪魔です。その先では尾根の西側に道があり、それを歩きました。そして295mピークに向かう登りはひどい藪でした。ここは北に少し行くとシダ藪から出られて林になるので、そちらに逃げました。295mピークは何もない、木のまばらな静かな林です。北に行こうと坂を降りると、東の谷の方向から道が来ていました。そのまま北に行っているのですが、これも道に灌木が多くてあまり使えません。適当に枝をかき分けて登っていき、方向を確認しつつ歩いて滝谷四等三角点(338.43m)に着きました。これも周囲は林ですが、さらに歩き始めると厳しい藪になってきました。道を探しましたがなかなか見当たらず、しばらく藪を抜けて、最後は尾根の東側に道を見つけました。備前市と和気町の境界が西へ曲がる所には西に降りる道もありましたが、ここは北向きにも道がありました。これもすぐに不明瞭になりましたが、また復活して、しばらく道なりに歩きました。すると何かの台座と思われる石がありました(写真)。ここが神道山かと思って現在位置を確認すると368mピークの南西の360m+ピークでした。慌てて引き返して神道山に向かって歩きました。大きなシダの塊に隠され気味になることはありますが、はっきりした道です。この道は神道山の山頂付近の東側を北上するので、山頂を見に行きました。2016/03/20は山頂がよくわからなかったのですが、今回は「神道山」と書いた板が木に付けられているのを発見したので、ここを山頂としました。


道に戻ってさらに北に歩き、道が歩きにくかったので尾根に登って歩くと、今日初めて周囲が植林になりました。ここから東に降りて、350m+ピークから本ノ峠に出ました。前回見つけた明治11年の石仏があります。下山しようと思って石仏の前の道を降りていくと、地形図の尾根上の破線道ではなく、その北の谷に降りました。最初は石が多く、次は伐採した木が多くて歩きにくい道でしたが、谷が狭くなると道は谷の西側に渡り、尾根道(見たところ道はないが)と合流し、斜面を下っていきました。最後はボートの転がっている堰堤の下に出てきました。ここから出発点へは長い道のりでした。


多少の藪こぎを覚悟すれば、問題なく歩ける尾根でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「日笠」です。



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