2021年2月25日木曜日

備前市のスケ岩・観音寺山・閑谷山

 


観音寺山には2018/01/28に北から、2020/12/19に南から登っていますが、今回は東からです。備前市宮ノ前の福神社から西に谷に入り、溜池の付近で南の谷に曲がりました。ここは閑谷分岐1だそうでスケ岩への道標もありますが、すぐ先には同じ方向に工事用の道路ができており間違えそうです。スケ岩にはまっすぐ谷を登りますが、徐々に急坂となります。ひとしきり登ると尾根に出ますが、東の164mピークはシダ藪です。スケ岩への登山道もシダの間をジグザグに登りますが、しっかり作られた道です。シダは問題ないにしても非常に急な登山道で、両側の木につかまらないと登れません。最後の一番急な所にはロープがありました。そこを登るとスケ岩があります。どうやって安定しているのかわからない岩で、地震の時には近くにいたくありません(写真)。展望は良好です。


スケ岩から西の尾根は歩きやすく、文句なしの尾根歩きです。東分岐1に来ると「1~5の岩 3の岩下より閑谷コース」と書いてありました。まっすぐ尾根を歩くと2020/12/19と同じコースで観音寺山に登ることになるので、岩を見に行ってみました。最初にあるのは東観音寺山第一大岩で、展望良好です。次は赤茶色の第二大岩で、ここは岩の左側を降りますが、降りたらすぐに右に曲がって岩の下を北に歩きます。そして第三大岩に着き、岩の下に降りて急勾配の道を降りて行くと、谷に降りられます。ここは閑谷分岐3だそうですが、谷を南に歩くと2020/12/19と同じ直登りで観音寺山へ登ることになるので、少し谷を北に戻り、「鞍部(十字路)へ」の分岐から西に谷を登りました。この道は緩やかで、鞍部に出ました。ここは2018/01/28に通っています。西に降りる道もあって、確かに十字路です。ここから南に2018/01/28と同じコースで観音寺山に登りました。最初は急勾配ですが、標高350m付近からはなだらかで、東に先程の大岩群が望めます。そして長水三等三角点(385.32m)のある観音寺山の山頂に着きました。各方面に展望があるのは山頂の醍醐味でしょう。


下山はまず北に来た道を戻りました。鞍部への急降下は気をつけないと滑ります。鞍部からは登り返して斜面を登って行き、370mピークに着きました。山名のプレートがなく、山の名前が分かりません。ここまで登山道を歩いてきたので、少しの藪は覚悟で閑谷三角点のある山に向かうことにしましたが、これは難路でした。まず370mピークの北の350m+まで来て、北東に降りる道を探しました。シダ藪と灌木と岩で、踏み跡すらありません。大きなシダの塊に突っ込まないように尾根の北側を降りていきました。しばらく灌木をくぐって降りるとシダが密集していましたが、かえって踏み跡が見つけやすくなりました。しかし消えかかる踏み跡を腰より高いシダと灌木の間に探さねばなりません。時々シダが消えるとほっとしますが、長くは続きません。東に延びた250m+の尾根で踏み跡をたどりました。そのまま東に向かって谷に降りるのかと不安だったのですが、うまい具合に北斜面に向かっていました。そのまま鞍部に降りて閑谷三角点のある尾根に行けるかと思ったのですが、この北斜面は難所でした。砂地で滑る場所もありましたが、それよりもシダの勢いが良く、踏み跡も背より高いシダに両側から覆われており、押しのけて進まなければなりません。シダが密集していて押しのけられない所では、シダのトンネルを這いつくばって抜けた所が二箇所ありました。190m+鞍部に出るとシダがなくホッとしましたが、東の尾根への登りもシダ藪でした。ここも踏み跡を探してシダの中を歩き、なんとか閑谷四等三角点(227.63m)に着きました。閑谷山というプレートがありました。


三角点からはマーキングがありました。来た方向にもマーキングがあって、「軍艦岩」と書いてあったので行ってみました。これも深いシダの中を歩く道ですが、マーキングがあるので気が楽でした。かなりの距離を降りて、軍艦岩の上に出ました。これは切り立った大岩で、岩の上に乗れますが、恐ろしくて近づく気にはなりませんでした。ここから下山は無理なので、閑谷三角点に戻って、東にマーキングをたどりました。シダの間を通る道で、見つけにくいマーキングでしたが、一応東に続いていました。南東に伸びる尾根に行くのかと思うと、尾根の上のシダの塊を避けて北の谷に降りていっていました。最初の予定とは違うのですが、あえてマーキングから離れてシダ藪に突っ込む気にもならなかったので、結局このマーキングの通りに谷を降りました。シダがガレ石に変わり、宿瀬池の堤防の下に出てきました。あとは谷沿いの道を歩いて戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「和気」です。



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