2021年2月13日土曜日

多可町のサカ谷、木谷山三角点

 


西脇市と多可町の境界にある木谷山三角点には2012/02/18に南から行っていますが、今回は東の多可町中区曽我井から登ってみました。国道427号線から西の山に向かって道が延びている所があります。これは売れなかった分譲地なのですが、真っ直ぐに登っていくと藪の谷で行き止まりになります。ここから急斜面を木に掴まって登りました。赤いペンキで上向きの矢印の書いてある木があるのですが、道があるわけではありません。足元の土が崩れやすいので苦労しつつ尾根に上がるとシダ藪でした。しかし踏み跡はありますし、シダでぎっちり埋まっている訳でもありません。ここからずっとシダの間を歩きましたが、間違えて南側に行かなければ、ほとんどは腰以下の高さのシダ藪でした。踏み跡を見失った所もありましたが、途切れてはいないようなので、丹念に探せばよいはずです。ところどころに広めの道があるのですが、長くは続きません。木の枝が邪魔ですが、その間から展望はあって、北も南も翠明湖も見えます。サカ谷四等三角点(352.4m)はシダ藪の中の金属プレートでした(写真)。


三角点からの下りもシダ藪の中の踏み跡を降りて、良い道に出た所に加美町線三二鉄塔がありました。この系統の鉄塔のプレートは40年ほど前のものですが、剥がれかけていて読めません。次の鉄塔はサカ谷三角点から西の尾根を降りた所にありますが、巡視路はサカ谷三角点を経由していません。ここからは巡視路なので楽に歩けました。相変わらず展望もあります。次の加美町線三一鉄塔は展望地です。加美町線三〇鉄塔を過ぎ、次の鉄塔は尾根から外れるのでパスして、木谷山に着きました。木谷山三等三角点(414.79m)はシダ藪の東端にあります。


ここからは2012/02/18に歩いていますが、良い道です。気持ちよく歩いたのは良かったのですが、前回と同じく南東に降りる所はどんどん藪っぽくなり、最後は舗装道路のすぐ上の所で迷いました。南西に行く踏み跡は間違いで、赤テープのマーキングをまっすぐ降りる必要があります。その下では北東に向かう踏み跡を見つけて、広い未舗装道路に出ました。これは遊歩道でもあるらしく、ずっと続きます。これも良い道で、行きたいと思っていた東の239mピークの方へ向かって行くので助かりました。ただし地形図の実線道は尾根伝いで239mピークには行っていませんし、実態もその通りで、途中からシダの間を歩くようになりました。しかし気持ちのよい林ですし、西脇方面の展望もあります。239mピークは藪で道は南を巻いていきます。足元に金属のフックがあって転びそうになりましたが、これは木の階段を止めていた金具のようです。藪もありますが気持ちの良い林もあって、220m+のピークに着くと小さな祠と拝殿のようなものがあります。祠には屋根があったようですが、今は雨ざらしになっていました。ここからは遊歩道で、途中にもう一つ小さな祠があり、市原町の忠魂碑に降りてきました。


いかにも里山風の藪山でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「中村町」です。



0 件のコメント: