2020年4月4日土曜日

大原神社から登る大空山

先週(2020/03/28)に登ったばかりの大空山ですが、大原神社から登ってみました。この神社には山王社という名前もあるようです。神社の裏から落ち葉の斜面を登りました。特に道はありませんが、あまり急斜面ではないので楽に登れます。山頂近くに来ると段があって、その下には西から道が来ているように見えましたが、西側は急斜面で道には見えません。見上げると段の上に石碑がありました。「小原山王城址」とあり、裏に由来が掘られていますが、戦国時代以前の城のようです。そういえば大原神社の前の智頭急行の下に「小原城址0.5KM」という道標がありましたが、どっちへ行ったら良いのか分からない方向に向いていました。山頂は広い平坦地で、砦ではなく山城という感じです。北に歩くと二重の切堀があり、その先も平坦地です。355m地点の付近には炭焼窯のようなものがありましたが、コンクリートで固めてあるので普通の炭焼窯ではありません(写真)。高射砲の遺構でしょうか([1])?周囲は植林で今は撃てません。その先は一段降りますが、まだ平坦地です。そして東に歩いて行くと、いきなり崖のようになってしまいます。非常に堅固な造りの城です。降りられないので少し戻って北に降りて、300m+の鞍部に行きました。ここには切堀というより切通しがありました。

ここから北の尾根は道があったりなかったりですが、歩きにくいことはありません。色の濃いコバノミツバツツジが綺麗です。370m+ピークを越えると東側に地形図通りに林道が見えて、尾根にも道があります。さらに410m+の細長いピークの手前で太い林道が西から上がって来ました。これで北に行けると思ったのですが、とりあえずは尾根を歩いてみると、林道が鞍部で尾根を横切っていました。そこから北に登ると、猪の谷四等三角点(434.94m)が林の中にありました。その北は420m+に少し降りますが、この付近はとても気持ちの良いコナラの林です。そこを過ぎると美しい植林になります。ここは2016/07/10にも歩いています。489mピークから急斜面を降りて、450m+ピークを通ると、2020/03/28に来た尾根道です。490m+ピークに急登し、急坂を降りて400m+の鞍部を通り、また登って、大空山の頂上に着きました。吉田三等三角点(545.41m)です。付近のミツマタは一週間で花がかなり減っていた印象でした。

山頂からは西に降りました。こちらは2016/07/10に登ってきた尾根のひとつ南の尾根です。最初はコナラの林で気持ちよく、北側には広い平坦地があります。そのうちに植林になります。溝状の道があり、途中で南の谷に降りていったようですが、まっすぐ西に尾根を降りました。植林が終わっても歩きやすく、途中に共同アンテナの残骸もありました。最後は急斜面で、北の谷に降りました。ここは地形図では実線道ですが、せいぜい破線道でしかもミツマタが花をつけています。細い谷ですが花を避けながら降りていくと古い堰堤があり、その下には水道施設があって、墓地に出てきました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

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