2019年11月24日日曜日

養父神社の裏の山

三角点の名前から考えて堀畑山が正しい名前と思いますが、養父神社や養父市場の町並みの南に位置する山です。どこから登るか悩みましたが、とりあえず地形図を見ると養父市場の養父小学校の北側に破線道があるので、これを目指しました。行ってみると小学校の北側は墓地で、江戸時代の墓石の付近から斜面を登ると尾根に上がれました。最初は藪だったのですが、そのうちに道があって石仏が置かれていました。15番と71番が並んでおり、四国88箇所を巡れるようです。何故か番号の若い石仏と、番号の大きい石仏と僧侶?の3つが並んでいます。ということは道が整備されているのだと思って登っていくと、倒れた石仏の後で青いネットが現れました。これは東側の伐採地を囲んでいるようでしたが、複雑にたくさん張られています。入り方が分からず、ネットの周囲を歩き回りました。結局ひとつ東側の尾根の付近をウロウロしている時にネットの開け方が分かりました。ポールが二本並んでいる所は、針金と緑の紐をほどけばポールを動かせるのです。これに気付いて伐採地に入りましたが、歩きにくいことこの上ありません。何度もネットを出たり入ったりして倒木やススキの間を抜けて登っていくと、林道がありました。そういえば航空写真にも林道がうつっています。伐採地で苦労した後だったので林道を歩くと決めました。林道からは主として東から南に展望があります。写真は円山川上流方向で、正面は粟鹿山です。けっこう複雑な経路をたどる林道で、途中にネットもありました。

林道で登っていっても、山頂には着けません。山頂は伐採地の上にあります。林道に2つ目のネットがある場所から斜面を登り、3本のポールが束ねられている所でネットを抜けて、北斜面の伐採地の上の縁を歩きました。ここは北側の展望があるのですが、堀畑山三等三角点(372.16m)はネットの向こう側にありました。ネットの南側は自然林で、ここからはずっとネットの南側を歩きました。ネットがなければ普通の里山で、多少の倒木はありますが、下草はなく、楽に歩けました。地形図では西の370m+ピークに西側から破線道が描かれていますが、こんな急斜面に道があるとは思えませんし、じっさい確認できませんでした。尾根は北に向かいますが、伐採地からは徐々に離れていきます。道もはっきりしてきて、関電の赤いプラスチック板(「火の用心」と本来は書かれているはずだが消えて読めない)があって、少し先に竹田養父線二五鉄塔がありました。この先は巡視路ではありませんが、地形図で尾根に破線道が描かれている所は再び四国88箇所巡りの石仏が置かれていました。番号の大きなものが多く、登りの最初に見たものとは違う系列のようでした。真っ直ぐに尾根を下って藪の斜面に上藪崎四等三角点(189.92m)を見つけましたが、そのまま降りるとネットに引っかかりそうな気がしたので、戻って地形図の破線道で北に降りました。最初は尾根を見つけるのに苦労しましたが、ところどころに石仏のある山道です。くねくねと降りて行って、最後は「養父郡四国八十八番霊場」という札の掛かった建物に出ました。ここに碑のある女性がこの霊場巡りを作られたようです。道路に降りると害獣避けの金網があり、それを出ると「大師堂へのお参りに注意」という札が立っていました。

最初はとても大変でした。ネットの開け方に早く気付くべきでした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「八鹿」です。

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