2019年11月10日日曜日

宍粟市の与位から登る一宮の高畑山

山崎から北に国道29号線を走ると、揖保川の向こうに崖が見えます。この尾根を一度は歩きたいと思っていました。問題は登り口です。尾根の先は、揖保川側は崖で、しかも柵で囲まれています。入り口があっても登れそうもありません。そこで尾根の先の西側を歩くと、墓地がありました。こちらの方が登りやすそうですが、やはり柵があります。入り口が見つからず、少しの隙間を見つけて潜り込みました。ここは紐で閉めてあったので出入り口だったと思いますが、かなり長期に渡って閉められていたようで、開けるのは大変でした。柵を突破すると急斜面ですが、木につかまって登れて、無事に尾根に上がれました。ここからは尾根歩きです。

かなり藪っぽい尾根ですが、特に岩が多くなると低い松が生えていて邪魔でした。しかし標高が上がると木々の間から見通しが効くようになりました(写真)。ピークを二つ越して鞍部に降りると切通しがあり、関電の「火の用心」が立っていました。ここは神野発電所の上の付近で、ここからは巡視路があって歩きやすくなりました。ちょっと急勾配ですが楽に登って巨大な播磨西線七八鉄塔に着きました。まさに尾根をまたがって建てられています。見晴らしが良いのですが、残念ながら高度がありすぎて揖保川は見えません。

この上も巡視路が続き、450m+まで登りました。ここからちょっと北に歩き、清野三等三角点(470.58m)に着きました。すぐそばに山崎智頭線七鉄塔があります。ここからは2009/08/18の逆コースですが、その時はひどい目にあっているので、途中で下山することを念頭に入れて歩きはじめました。しかし最初は気分の良い植林が続き、巡視路はどこかで西に降りていったはずですが、その後も歩きやすい尾根が続きました。歩きにくくなったのは高畑山(519mピーク)に近づいてからで、藪の中に道があるのですが、イバラが真ん中に生えていたりして、歩きづらくなりました。ここを抜けると少し楽になりましたが、間伐材の転がっている植林になって、歩きにくい尾根が続きました。そして最後は倒木と大きな草や灌木が生い茂った藪になり、突破不能になりました。進むには少し斜面を降りて巻くしかないのですが、地形図を見てここから下山することにしました。この付近の尾根はさほど急勾配ではなく、植林なのでたまに作業道の跡もあり、木につかまりながら降りることができました。

植林の尾根を降りると、下に道がありましたが、驚いたことに大きさ数10センチの大きさの石で埋め尽くされていました。それを降りると埃っぽい土の道となりました。建設中の道路でしょうか。少しそれを降りてみましたが、途中で分岐があってどちらに行ったらよいのか分からなくなったので、もう一度尾根を降りました。その下の道は、地形図にある実線道で、水のない高尾川を渡って林道高尾線に出られました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「山崎」です。

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