2019年3月31日日曜日

岡山県側から登った美作・佐用境界の平谷深山

この山は2016/01/17に兵庫県側から登りましたが、今回は岡山県側から登ってみました。美作市と佐用町の境目ですので、県境の山です。登り口は吉野川沿いの立石です。地形図に山に入っていく破線道が描かれているので探すと、確かに道がありました。ちょっと登ると江戸時代の墓石がありましたが、そこで終わりではなく、だんだん荒れてきます。倒木を跨ぎながら登って行くと、300m+の頂上に出ました。ここにも墓石があるのには驚きました。この先は尾根の縦走で、踏み跡があって十分歩きやすい尾根です。少し下ってからもう一度標高300mに上がる付近は岩が多い急坂でした。しかしさほどの急勾配でもなく、その後も緩やかな登りが続きます。ただし尾根は真っ直ぐではないので、GPSをよく見ないと間違った支尾根に行きそうでした。倒木が多く、徐々に笹が増えて少し歩きづらくなりました。440m+ピークの南側には笹に覆われた平坦地があり、よく見ると鉄塔が撤去された跡でした。この付近は展望もあります。南側には植林の作業道が走っています。尾根には踏み跡がありますが、笹が邪魔です。作業道は使わずに、最後は急勾配を上がって、480m+の平坦地に出て、伐採木を跨いで県境の主尾根に出ました。

県境は広々して歩きやすい尾根でした。アップダウンはあまりありませんが、最後は急坂を登って、豊福二等三角点(492.93m)のあるピークに着きました。平谷深山というプレートが木に掛かっています。展望はありませんが、ちょっと広々として気持ちの良い場所です。ここからは「平谷」というプレートのある西の尾根を降りました。この尾根はそのまま行くと南に曲がってしまうので注意して県境を西に行きました。県境が南に折れる所の小さなピークはコナラに囲まれた印象的な場所でした。ここからは北に向かいました。こちらは尾根に破線道が描かれていますが、真っ直ぐ行くと白い荷造りテープが目の前に張られており、松茸山のようでした。ここは少し北に尾根を曲がり、また北西に歩くと道があり、ツツジも咲いていて気持ちよく歩けましたが、両側に張られた荷造りテープが切れかかって舞っていました。途中にトタン板で作られた小屋がありました。道は荒れていたり見晴らしがよかったりしますが、とにかく続きます。植林が増えてきました。立石四等三角点(329.84m)のあるピークを道は巻いて行きますが、飽きてきたのでここは一気に急斜面を登りました。標石は落ち葉に埋まりかけていました。その北で道は西の峠集落の方へ行ってしまうのですが、もう少し尾根を歩き続けました。植林や開けた自然林は良いのですが、徐々に笹が増えてきて、303mピーク付近では笹薮の中に踏み跡を探す状態になりました。結局道を見つけてそれを西に降りて、舗装道路に降りられました。

ひどい藪はなく、道のある所も多かったので、尾根歩きを楽しめました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「佐用」です。

0 件のコメント: