2019年3月27日水曜日

日出坂峠から虚空蔵山

三田の虚空蔵山は、実は篠山市と三田市の境界上にあります。そして篠山から三田に繋がる道では境界は日出坂峠です。昔で言えば丹波と摂津の境界と思われます。実際には武庫川沿いを通ればこの峠を越える必要はないので、国道176は峠を通っていませんが、今は舞鶴若狭自動車道が峠を越しており、福知山線(宝塚線)はトンネルで抜けています。今日はここから虚空蔵山に登ってみました。

国道176から、峠の東側に南から上がっていく道があります。途中に携帯の基地局があり、峠に着くと舞鶴若狭自動車道をトンネルで西側に抜けられます。ここから南に急な階段があり、高速道路を真横に見て、さらに登っていきます。先には黒いプラ階段があり、段が板ではなく棒の金属の階段があって、東播線四二鉄塔に着きました。この先も少し巡視路を歩きますが、送電線は南に向かうので途中で分かれて、北西に尾根を歩きました。踏み跡があるようですが、藪っぽい尾根です。それでもシダは少なく、枝を手でかき分ける程度で歩けました。道がはっきりしないので、支尾根に曲がらないように注意する必要があります。この尾根歩きはかなり長く、時々北に南に展望があります。最後に408mピークの先に岩場があって、ここから本格的な登りとなりました。少し岩がありますがシダはなく、途中には少し眺めの良い岩場もあり(写真)、主尾根に出ました。整備された道があって、登ってきた尾根には降りないように「クサノ駅」という道標がありました。

主尾根を南に歩き、ポケストップになっている虚空蔵山(592m)に着きました。この付近からの展望は抜群ですが、春は全体に景色が霞んでいて、景色を見るには向いていません。下山はピークから南に歩き、藍本駅への分岐を降りました。これは整備されていますが急勾配の道です。しばらく急勾配を降りると良い道になり、これもポケストップの虚空蔵堂に着きました。立派な本堂だけが建っていました。本堂のすぐ下には裏参道への分岐があり、こちらを降りてみましたが、よく整備されていました。北東に降りていって、最後は谷を降りて高速道路の下をくぐり、集落の中の道に出ました。ここにも「虚空蔵山登山口」という杭が立てられていました。

ずっと市境を歩くコースでした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「藍本」です。

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