2019年3月21日木曜日

備前の医王山

この山は熊山に連なる山の一つです。例によって熊山登山の情報([1])が参考になります。登り口は伊部西の墓地で、付近には備前焼の窯元がたくさんあります。墓地からは電柱で電線が上がっていっているので、これが登山道の目印となります。急斜面を登りますが、共同アンテナに着くと電柱は終わりになります。さらに登ると、見晴らしの良い岩がありました。片上大橋から岡山市まで見渡せます。もう少し登ると医王山三等三角点(300.97m)がありました。山頂からの眺望はありませんが、この後は南向きにずっと展望があります。道はよく整備されています。そのまま歩くと大ヶ池に降りそうになるので、北に向かうと、キリンビール岡山線8鉄塔があります。ここから下って登ると地形図の宮山(311m)です。この付近には巡視路の分岐がいくつかあります。北に向かうと、次は324mの地形図の宮山よりも高いピークがあります。その先は真っ直ぐ行くと7号鉄塔に行くので西に曲がって降りていきますが、この付近は倒木もあって荒れ気味です。そして熊山に登る舗装道路(林道大滝線)に出ました。ここは宮山北口となっていました。

舗装道路を少しだけ歩き、東へ親水の森の方へ曲がりました。ロープが掛かっていましたが車で通れそうでした。この道は舗装道路で気合の入った作りですが、崖の下を通るあたりは車ではちょっと不安かも知れません。谷に降りると車は通れず、小川を渡って少し歩くと「林道鬼ヶ城線」と「展望の森(見晴台)」へ分岐があります。見晴台まで延長1100m、最急勾配71%となっていましたが、行ってみることにしました。黒いプラ階段が急斜面に作られています。周囲はシダ藪なので階段がなければ登れませんが、たいへんな急斜面です。頑張って登ると備前線46鉄塔がありました。ここが見晴台ではなく、その先には見晴台まで880mの道標がありました。ここから北西に急斜面を登ります。階段があるのですが、かなり流されています。途中から主に東方面に展望が広がります。それを時々見ながら登り続けて、342mピークに出ました。ここが見晴台かと思うと見晴らしはなく、結局さらに一度下ってから登り返し、380m+のピークに東屋がありました。これが見晴台と思われます。東方面に片上大橋(写真)や小豆島が望めました。

帰りは見晴台から南に降りましたが、結局342mピークの前で登ってきた道に戻りました。そのまま戻って、林道鬼ヶ城線への分岐で曲がって東に降りました。こちらはあまり急ではなく、林道の終点に出てきました。ここから林道で戻りましたが、途中で高倉稲荷大明神に寄り道しました。山奥の神社はなにか共通の風情と言うか怪しさがあります。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「片上」「和気」です。

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