2023年12月29日金曜日

北から登る高丸山

 


三日月町の北の高丸山には2006/12/02と2012/04/28に南の本郷川沿いから登っています。今回は北から登ってみました。2010/08/16に中国自動車道沿いの葛根からこの付近の山を歩いた時に切窓峠の西の東雲池に降りたので、今回は東雲池から歩こうと思って行ったら、中国自動車道を潜るトンネルは関係者以外立ち入り禁止で鍵が掛かっていました。しかし県道53号線を少し西に歩くと別のトンネルがあり、ここから歩き始めました。不法投棄の横を通って少し柵沿いに登り、水平に作られたシートの上を歩き、東の端の階段を降りてまた柵沿いに階段を降りると、東雲池への道に出ました。立ち入り禁止の東雲池は鴨の楽園となっていました。堰堤の手前から道を北に歩き、水路に沿って一気に尾根の上まで登りました。ここからは尾根歩きで、切窓峠の南を歩きました。植林で障害物はありません。361mピークを過ぎて下ると播磨西線五七鉄塔がありました。色はグレーですが、「中光度白色航空障害灯管制器」がありました。


五七鉄塔からは巡視路で、いったん南に降りてから急斜面を登り返しました。巡視路なので急斜面でも楽に登れましたが、途中で巡視路は西に行き、ここからは自然林の斜面を登って473mピークに着きました。ピークからは南に急斜面を降りて、林道に出ました。林道は大回りになるのでそのまま植林を降りて谷に下り、反対側の林道を南に歩きました。三叉路を西に折れてしばらく登ってから南の斜面を登りました。これも近道と思ったのですが、伐採した木が多くシダも生えている崩れやすい急斜面でちょっと苦戦しました。しかしすぐに藪を登り切り、古い林道を過ぎて、西の尾根に出て南に歩きました。


この尾根は高丸山に通じています。東側に林道がありましたがそれを過ぎて、まず534mピークに登りました。ここから南に歩きましたが、登りだと思って斜面を登ったら西側の別の尾根で、引き換えして東側の尾根を歩きました。南から来ても迷いやすい地点ですが、北からでも同じでした。正しい尾根は少し藪っぽい場所がありますが、総じて歩きやすく、間違えずに途中から東寄りに斜面を降りて登り返すと高丸山の山頂でした。上本郷二等三角点(535.81m)があります。(写真)


下山はまず来た道を北に戻りました。534mピークは行かずに東側を歩き、登ってきた地点を過ぎて西に尾根を折れると北側に林道がありました。とりあえず尾根を歩きましたが、地形図の実線道と林道は合流していました。ここでも林道は歩かず尾根に上がって北へ、それから西に歩くと巡視路に出て、ソーラーパネル付きの紅白の播磨西線五五鉄塔に着きました。鉄塔から西は巡視路で林道まで降りて、ここも林道は歩かずに尾根を南西に歩き、鞍部で西に降りると林道の終点がありました。ここから西の尾根は倒木が酷くて歩けないので、少し林道を降りてから植林を登りました。それから西に歩きましたが、青いネットがあり、藪がきつくなりました。まっすぐ畑尻三角点まで行きたかったのですが、藪にめげて西に尾根を下りました。こちらに歩くと藪は楽になり、そのまま西へと尾根を歩き続けました。これは宍粟市と佐用町の境界の尾根で、途中で境界をそれて北寄りの尾根を降りました。。最終的には北側に林道があったのでそれを下って県道154号線に出ました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「土万」です。



2023年12月23日土曜日

赤磐市の東殿坊山と上地山

 


これらは赤磐市の西部にある山です。どこから登るか悩みましたが、鴨布勢神社の付近から歩きはじめました。北のため池の北には道がありますが、そこから適当に斜面を登ると道がありました。道と言っても枝をかき分けて歩く道でしたが、これで山裾を北に登って行きました。最後は道を見失ったので斜面を登って130m+の山頂に上がりました。ここから北西の172mピークを目指して歩きましたが、最初は踏み跡があったものの徐々になくなり、枝をかき分けて斜面を登りました。ようやく登り着いた172mピークには共同アンテナが二本立っていました。北に真っ直ぐ降りる道がありましたが、東殿坊山に行くには西に歩く必要がありました。しかし鞍部までは枝をかき分けるのが大変な藪でした。それでも西に尾根を歩くと少し枝が減ってきて、北西に降りていくと地形図で実線道のある鞍部にはトタンの波板のフェンスがありました。この切通しはかなり深く、急斜面を北に登って斜面を上がると地形図の破線道らしい道を見つけました。最初は藪化していて道らしくなかったのですが、西に歩くと徐々に道らしくなりました。この付近にはかつて電気柵が設けられていたような形跡がありました。その西の140m-鞍部は南側すぐ下に広くブルーシートが敷いてあり、T字型の杭がたくさん立っていました。太陽光発電か土砂崩れ対策か、よくわかりません。地形図通りに破線道を歩き、東殿坊山へも破線道どおりに登りました。ここはシダ藪でしたが、大きな問題ではなく、196mの山頂に着きました。


東殿坊山山頂からは西に尾根を下り、また破線道に戻りました。この付近からは道も良くなって枝をかき分ける必要もなくなりました。植林ではありませんが、人の手が入った感じの山です。道があるのは良いことなので、無理に尾根には上がらずそのまま道を歩きました。242mピークを西にかすめて、標高250m付近を登り、赤磐市と岡山市の境界の尾根に出ました。道をそのまま南下すると上地山を通り過ぎるので、尾根に上がって山頂に行きました。西山三等三角点(317.53m)がありますが、周囲は良く言えば自然林、悪く言えば藪です(写真)。


上地山からしばらく尾根を歩いた後、西に曲がって道に戻りました。この付近は割りと快適に歩けました。マーキングもありますが、それが派手な模様のスカーフの切れ端だったりするのが不思議でした。この山には植林は少ないのですが、325mピークの南を降りていくと若い木の植林に出てきました。この先は地形図の破線道と分かれて、植林の北の端を歩くと地形図の実線道に出ました。ちょうど一般車通行禁止の看板が立っていましたが、自動車の通れる道ではありません。あとはこの道で下山しましたが、草が茂っている所がたくさんありました。


柴刈りにもってこいの里山だと思いました。ところで西殿坊山はどこでしょうか?


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「金川」です。



2023年12月16日土曜日

姫路市北部の熊部・西谷三角点

 


2011/12/04に夢前町我孫子の薬上寺の付近から北に高山三角点へ歩き、熊部の付近から西に降りました。今回は同じ尾根のさらに北を歩きました。登り口は熊部にして、地形図で尾根を横切る破線道のある谷へ行き、そこから南に尾根を登りました。ちょっと登ると小さな石仏があって驚きましたが、その背後は岩場です。急峻で登れそうには見えませんが、実は道があって登れるようになっています。決して登りやすくはなく、道も明瞭ではありませんが、明らかに道がありました。少し登ると展望が開けてきて、北の谷の伐採地が見えます。伐採地はかなり草が伸びてきて登山向きではなさそうです。このあとは尾根登りで、南側は植林になっています。植林には道がありましたが、登っている尾根にも踏み跡がありました。


30分ほど登ると、2011/12/04に南から歩いてきた展望地に出ました。今は木が少し伸びて展望を隠しています。ここからまず北の鞍部に降りましたが、イバラの藪があったので西にまわって避けました。地形図の破線道は見当たりません。鞍部からは登りで、熊部四等三角点(550.81m)に着きました。大柿さんの07.5.5の赤札が木に下がっていました。この尾根は踏み跡があって歩きやすく、時々東側に遠景が望めました(写真)。急斜面や藪もありますが、どちらも短距離です。少し岩が増えてきたと思うと西谷四等三角点(664.79m)に着きました。ここからはネットがあり、すぐに林道の終点に出ました。林道の終点には「私有地につき入らないで下さい」という看板があって、ネットの出入り口があり、その先は藪っぽい道になっていました。とりあえず林道をさらに北に歩いて、広域基幹林道雪彦・峰山線に出ました。


雪彦・峰山線から下山することはできないので、来た林道を引き返してネットの向こう側の道を歩きました。荒れ気味ですがジグザグに斜面を下っていきます。藪化していたり土砂で埋まっていたり、崩れて道が消えたりと不安になる場所は数えきれないくらいありましたが、探せばかならず続きがありました。道幅は1mほどの所が多く、自動車用の道ではありません。水平な部分も多く、ネットに沿って歩く所もありました。最後は谷を歩くことになりましたが、その前にはイバラの藪があり、服が破けました。1時間以上道を探しながら歩いて、堰堤のところで谷沿いの熊部林道に出ました。これは道が続くことを信じなければ降りられない道でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「寺前」です。