2020年4月26日日曜日

養父市の須留岐山と進美寺山

北近畿豊岡自動車道を現在の終点である日高神鍋高原ICまで行くと、南東の方向の円山川対岸にあるのが、これら二つの山です。浅間から周回するルートにしました。

出発点は八鹿町浅間の浅間寺(せんげんじ)で、須留岐山にはここから直登コースと尾根筋コースがあります。尾根歩きが好きなので寺近くの堰堤の前にある橋を渡って尾根筋コースに向かいました。そのために浅間寺城址を見損なってしまいました。尾根筋コースは階段も作られており、道標も多くて全く問題のないハイキングコースです。ツツジがきれいでした。落ち葉で滑りやすい場所がある程度で、最も急な勾配は最後に山頂に上る鎖場でした。須留岐山城ですからこれは人工の斜面でしょう。1時間近くかかって、伊佐村二等三角点(449.3m)のある須留岐山(するぎざん)の山頂に着きました。南よりもむしろ北に展望があります。

須留岐山からは西に尾根を縦走しました。意外と急な斜面をたくさん降りました。こちらのコースは道標もマーキングも少ないのですが、迷いようのない尾根です。この山には植林はほとんどなく、新緑がきれいでした。岩場は、一箇所だけありました。長く、アップダウンは意外とありますが歩きやすい尾根でした。下草がないぶんだけ春の花も見られません。進美寺山に近づくと、山城っぽい地形の場所に出ました。南側には関電の黒いプラ階段がありましたが、近くに送電線はありません。ちょっと不思議な場所でした。ここを過ぎると道が尾根を斜めに横切っていて、十八丁の石仏がありました。道は北西の進美寺に行っているようですが、正面の急斜面で進美寺山に登りました。落ち葉や砂地で滑りやすい所がありました。途中に銀竜草を見つけました。進美寺(しんみょうじ)の山頂も城跡のようです。白山権現(写真)と、金属プレートの進美寺四等三角点(360.53m)がありました。

下山は西の赤崎に降りると1km以上のトンネルか狭い河原を歩く羽目になりそうなので、浅間に降りるため、まず登ってきた急斜面を降りました。そして十八丁の所から円山台の方向に道を下りました。この道は植林も少しありますが、尾根道なので歩きやすく、たいして時間もかからずにふるさと農道のトンネルの東に降りてきましたが、最後はススキの急斜面を降りなければなりません。東側に降りるのが正解のようでした。

今日のルートの大半は八鹿町と日高町の町境だったようです。十八丁の石仏は赤崎から進美寺までのルートにあるものの続きのようですが、円山台までの間には見当たらず、なぜあそこにあるのか不思議でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「江原」です。

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