2017年7月8日土曜日

筏津から登る西粟倉村のツズラ山

ツズラ山には以前も登りましたが、今回は知社川沿いです。登り口は筏津にある王子権現付近です。美しい植林ですが、かなり急斜面なのでどう登ろうか迷っていたら、関電の赤い「火の用心」が立っていました。60となっていますが、とりあえずこの付近から植林に入りました。作業道を見つけて登ると、支尾根には溝があり、少し登ると空っぽのコンクリート製の小さな祠がありました。もう少し登ると北側から林道が登ってきてターンして北に行っていましたが、登山向きではなさそうなので、真っ直ぐに植林を登りました。40分ほどで標高差300mほどを登ると、関電の黒いプラ階段があり、その上には山崎智頭線六一鉄塔がありました。鉄塔の下の芝生は気持ちよさそうです。最初に見た60というのは、この下の斜面途中にある鉄塔ですが、かなり南寄りなので、巡視路は南に寄り道して登ってくるのだと思います。しかし、最初の札からプラ階段までは道と呼べるものはありませんでした。

ここからは西粟倉村と美作市の境界です。巡視路をちょっと歩くと江の原四等三角点(572.22m)があるはずですが、気持ち良く歩いていて見落としました。とても歩きやすく、北側には展望もあります。送電線の巡視路は尾根から別れて北側に行ってしまいますが、尾根も植林で問題なく歩けました。とは言え登りもあって、登った先で林道が尾根を横切っていました。ここは新しい地形図では南から林道が尾根に達していますが、実際には林道は北に続いて送電線の鉄塔の方向に行っていました。これも登りには使えないのでそのまま急な尾根を登って、いったん630m+ピークに出て、更に南に登って倒木だらけで見晴らしの良い700m+ピークに出ました。ここは2016/5/21にツズラ山に登った時に通りました。今回は北に折り返して急坂を下り、さらに急坂を登ってツズラ山に着きました。古町三等三角点(723.96m)があります。展望はありません。

山頂から西に降りると、地形図どうりに道が鞍部に上がってきていましたが、実線道ではなく破線道でしょう。2016/5/21には南からやって来た720m+を、今回は北に折れました。尾根を下っていくと、66鉄塔への分岐付近の600m+鞍部では、南の谷から林道が来て、尾根には達しないで南西の斜面に向かっていました。そちらには行かず、更に植林の尾根を歩いて、ちょっと登ると山崎智頭線六七鉄塔がえらく急な斜面に立っており、その上のピークに真新しい知社谷四等三角点(603.65m)の標石がありました。展望良好で日名倉山が見えました(写真)。このあとは尾根を間違えずに北に曲がって、峠の切通しの上に出ました。岡山側に降りると、可愛らしいお地蔵様(とも言えない不思議なオブジェ)がありました。ここからは道路を歩いて戻りましたが、途中の旧道は林の中で気持ち良く、2016/9/10に知社三角点から降りてきた付近に出てきました。この付近は伐採が盛んに行われているようでした。

今日も天候が不安定で、帰りは雨が降っても良いように道路を長く歩くルートにしましたが、いろいろなルートで歩けそうな山です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

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