2014年12月28日日曜日

宍粟市山崎町塩田の上乃三角点

塩田と上ノの間の山にある三角点なのですが、塩田側から登ったのでこうしておきます。山崎から西に中国自動車道沿いに走り、菅野川と一緒に青木から北に入ると、県道433号線です(これは塩田三日月と呼ばれるくらいで、三日月から通行不能の本郷峠を越えてくる道です)。前回(2010/12/29)と同様にこれを北へ行くと林道丸山線となります。前回無かったものとして、途中に「スリバチ岩」という標識がありました。ちょっと東側に登ると、岩盤をナメて水が流れている場所があり、これがスリバチ岩のようでした。

林道をさらに歩くと、突き当りで道が二つに分かれます。前回はここで真っ直ぐに正面の山に登ったのですが、今回は右の道に入りました。いきなり橋が壊れていますが、歩くには問題ありません。ところどころ舗装されている荒れた林道です。地形図どうり、約1.5km延びていますが、舗装は壊れ気味です。また、途中で左右からイバラの枝が延びており、かき分けるのに困りました。林道の突き当りまで行くと、その先は植林で、すぐに鞍部に出られました。こうして全く問題なしに尾根歩きに移行できました。

まずは歩きやすい尾根で、下草はあまりありません。倒木のある場所では荒れた感じがします。上乃四等三角点(597.30m)を過ぎ、巨木を楽しんだり岩の多い場所を歩いたり、退屈はしません。600mピークを過ぎて、2つ先の570m+ピークからは東側に伊沢川沿いが見えました。水剣山や黒尾山が見えるのもここだけです。512mピークから急斜面を降りると寺西と中野を結ぶ破線道の鞍部に出ますが、ここには小さな石仏があり(写真)、その下の石には天保と刻まれていました。破線道相当の道が植林の中に残っているようです。この南は急斜面で、これを登ると開けた場所に出て、霧ケ坂三等三角点(537.23m)を見つけました。ただし三角点から東方向はひどい倒木地帯です。雨も降ってきたので、南西の尾根で下山しました。こちらも少し倒木がありますが、降りやすい所を降りて行くと、最後はやや急斜面となりましたが、下に林道が見えました。この付近には林道が多く作られており、霧ケ坂三角点のすぐ南にも林道が見えていました。林道で問題なく塩田に降りました。

塩谷は「塩田城跡」という道標があり、実際に城跡のようなものがあります。関所の交番のようなものかも知れませんが、小寺氏由来の城だったそうです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「土万」」です。

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