2012年11月7日水曜日

朝来山


朝来山は当然朝来市にあるわけですが、そもそも朝来市の中心はどこかと市庁舎の場所を調べると和田山駅の近くのようです。朝来山は和田山駅から播但線で一駅南の竹田駅の南東にあり、朝来市随一の観光名所竹田城跡の正面に位置します。絶好の写真スポットが朝来山北斜面にある桜の名所立雲峡にあります。ということで、登山もアクセスの良い立雲峡からということになります。立雲峡の駐車場に車を駐めて案内板を見ると、桜の木の間を縫って朝来山に登れそうです。とりあえず愛宕神社を目指して登って行くと、遊歩道に水が流れ込んで泥沼化しています。まず第3展望台というのがあって、竹田城跡が見えました。平日でもカメラと三脚を担いだ人達で一杯です。もっと登ると愛宕神社の鳥居があり、その先は植林になりました。愛宕の森の方へ歩いて行くと、とても質素な愛宕神社がありました。さらに植林を抜けると林道に出ました。

林道をちょっと下ると「おおなる池」(龍野の方にもあったような名前です)があって、紅葉が綺麗でした(写真)が、登りなおしてもっと西に林道を歩きました。この付近は伐採中らしく、登り直さなくても「おおなる池」の先から植林の中を登れたかも知れません。とにかく林道の西端まで行って、そこから尾根を登りました。最初は伐採地の端に緑のネットが張られていますが、すぐに広い尾根歩きになりました。勾配は結構急です。木につかまって登る所もありましたが、紅葉もなかなか綺麗で、疲れた記憶はありません。頂上に近づくと緩やかになり、気持ちの良い尾根を歩いて「この先行き止まり」の標識の反対側から朝来山山頂に出ました。朝来山二等三角点(756.50m)がありますが、展望はありません。ここからよく整備された美しい尾根を歩いて、朝来山展望台(719.8m)に着きました。南側の展望は良いのですが、北側は木が伸びて竹田城跡は見えません。

下山は「むささびコース」にしました。落ち葉が綺麗でしたが、やや退屈なコースでした。道が整備されていると退屈だと思うのは、いつも変な所ばかり歩いているからでしょう。途中の竹田城跡展望台も、木が伸び過ぎているようです。再び林道に出て、西に歩いて登ってきた道を降りました。途中で立雲峡を散策し、第1展望台にも行きましたが、ここは標高が高いので竹田城跡を少し見下ろす角度になります。いずれにしても私のカメラの倍率ではたいした写真は撮れません。

道のない尾根を登ったのですが、その割りには疲れずに登れました。春の立雲峡は桜が綺麗だろうと思いますが、他の季節に歩くにも良い山です。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「但馬竹田」です。

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