2012年2月5日日曜日
多可町の妙見山四等三角点
題名を見てなんか変だなと思われる方もおられるでしょう。同じ妙見山でも中区と加美区の境界にある有名な妙見山には妙見山二等三角点があります。しかしもう一つ、中区と八千代区の境界には同じ名前の四等三角点があるのです。地味な山ですが、歩いてみました。
登り口は八千代区門田の北から県道295号線が東に枝分かれした付近にしました。この付近は植林が道路まで延びていますので、簡単に登っていけます。急斜面ですが、登るのに問題はありません。面白いのは植林の場所によって笹が混ざって生えている所と、全く笹の無いところがあることです。当然笹の無い場所を選んで登りました。斜面の途中には大きな岩があり、大地震でもあったら道路まで落ちていくかも知れません。谷を上り詰めて尾根に出ると、292mピークでした。
ここから西に縦走開始です。ほとんどは落ち葉の尾根で気持ちよく歩けました。木々の間から西に横谷や下村の集落が見えます。「天神郷山林」と彫られた標石がありましたが、天神という地名は295号線のトンネルの名前に残っています。細長い尾根を北に進み、最低コルまで降りると切り通しを道が横切っていました。ここからは登りとなります。やや急ですが、一息つけるところもあります。共同アンテナの残骸もありました。そして妙見山四等三角点(391.51m)に到達です。大柿さんの赤いプラスチック板がありましたが、裏面は消えて読めません。周囲は林で、木の間から遠景が見える程度です。
この先も北に尾根を歩きました。たまにシダが生えていたり倒木があったりしますが、自然林なので問題はありません。ピークが幾つもあってアップダウンしましたが、これから登るピークが見えるのも楽しいものです。稜線上にシダが多いピークには巻き道が付いていました。最後はちょっと急斜面を登り、昨日も通った416mピークに出ました。展望はありませんが、岩に座って休みました。
ちょっと東に歩いて、南に尾根を降りました。普通に歩くとこちらに行ってしまいます。降りる途中は尾根が大きな一枚岩になっていて(写真)、翠明湖が見えました。鞍部まで降りると、また歩き易い尾根が続きます。そのうちに尾根は東に曲がります。真っ直ぐ東に行くと徳畑に行ってしまうので南に降りて鞍部に出ました。ここは地形図でも東西から道の延びた中点となっていますが、荒れた道が鞍部を横断していました。急斜面を登って南のピークに登るとシダが増えてきました。しかし道はしっかりあり、黄色テープのマーキングもありました。このマーキングは364mピークで東側の谷に降りて行ってしまいます。この先はますますシダが元気で、腰くらいの高さになる所もありますが、道はありました。また、尾根から少し降りて歩くと楽なところもあります。シダが生えていない落ち葉の所や岩場もあります。
ちょっとシダにうんざりしつつ314mピークに着きました。南側にはシダが生えています。ここからは東に降りることもできますが、工場に降りてしまうと困るので真っ直ぐ南に尾根を降りることにしました。シダを避けつつ木に掴まりながら急斜面を降りると植林に出てきました。地形図どうり川沿いに道がありました。あとは工場の前を通って出発点に戻りました。
降りた付近の植林に「水源かん養保安林」の看板がありましたが、そこに描かれている保安林の境界がまさに今日歩いたルートでした。また、登り始めた点の少し北には作業道が植林の中に登って行っていたので、ここの方が登りやすいでしょう。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「中村町」です。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿