2011年3月13日日曜日
上三河三角点
千種川の西側、佐用と挟まれた山並みは歩きやすいことが分かってきました。そこで今回は寺坂峠の北の山並みを歩きました。とっかかりは上三河の金皆にある八幡神社です。参道が川沿いの道から尾根に延びています。途中には千種佐用線の電信柱のような53鉄塔があります。この鉄塔に登る途中に自然石だけでできた小さな祠がありました。八幡神社からもさらに道が延びており、52と51鉄塔があります。51鉄塔は4本足の可愛らしい鉄塔です。その先には「宍粟新四国霊場第81番」という建物があり、そこに「秋葉神社」という道しるべがあるのですが、その先には小さな祠があるだけです。この祠はあまり神社らしい作りではないのですが、これが秋葉神社なのかも知れません。
ここから尾根歩きです。道があって楽でした。370m付近で勾配が急になる手前には、西側から荒れた道が登ってきていました。この先の登りは非常に急です。下を見ると怖いので、目の前の岩と木だけを見て登りました。木は少ないので、這いつくばって岩に掴まって登るしかありません。下りには使えない斜面でしょう。尾根に出ると広々していて気持ちが良く、西に登って行くと北の山々の展望も広がってきます。ただし岩場はないので木が邪魔です。いったん少し下ってから登り返すと、上三河二等三角点(573.77m)がありました。この周囲も広く落ち葉の尾根です(写真)。
三角点からは尾根を西に進み、次に南に向かいました。これを真っ直ぐ歩いて下山も出来ましたが、もう少し歩こうと思って西の尾根に降りました。尾根の途中から降りることになるので、降りた先の尾根を見つけるのが難しいかと思っていたのですが、ここは道があって意外と簡単に降りられました。次の山並みへと繋がる細い尾根は倒木が切ってあるため歩き易く、展望もあって後山がよく見えました。ここから少し急斜面を登ると、次のピークで旧町界(佐用町と南光町)に出ます。ここからは町界を南に歩いて、ほぼ真っ直ぐに下山しました。町界は谷筋を通っているので、東の尾根を降りて行くと、最後は下に道路が見える地点に出ますが、非常に急斜面なので、西側斜面の植林を降りて道路に出ました。この付近が寺坂峠です。
帰りは道路を歩くのは味気なく危険でもあるので、地形図にある破線道を探しました。この破線道は道路がヘアピンしている所で北に分岐して、すぐ南向きになって山の裾斜面を横切っています。ヘアピンの所では北に広い未舗装道路がありますが、これはまっすぐ谷沿いに北に行ってしまいます。そこで斜面を少し登って探すと、踏み跡がありました。古く使われていない道ですが、一応路肩がしっかりしているので歩けました。すぐに笹が茂って歩きにくくなりましたが、笹をかき分けてしばらく歩くと、林道の終点に出てきました。この道で金皆まで降りました。なお、途中でさらに広い林道への分岐点もありました。
3時間ほどで歩ける、気持ち良い山歩きでした。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「土万」「千種」です。
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