2010年9月19日日曜日
神河町の大石・山田三角点
三角点の名前ではどこだか分からないとは思いますが、山の名前が分かりません。場所はグリーンエコー笠形の越知川を挟んで反対側(北側)です。根宇野(みよの)の北になります。登り口も根宇野にしました。
根宇野の集落を北に歩くと、果樹園の先に動物避けのゲートがあり、ここから谷を遡りました。登山計画は地形図と航空写真を見て考えたのですが、地形図ではこの谷に長く延びる破線道があります。これを北上すべきか、途中で東に折れる破線道を使って506mピークのある尾根に登るべきか、なのですが、航空写真には長い破線道に相当する部分に道のようなものが見えていたので、これを使って630mピークの北側の鞍部に出る計画を立てました。この谷沿いの道は最初は舗装されていますが、そのうちに中央に草が生えてきます。そして舗装が怪しくなり、ついには終点に達しました。標高にして480mくらいの地点です。しかし道は無くなっても植林の中の作業道は続いています。いつなくなるか心配でしたが、結局何回か沢を渡り、破線道どうりに続いています。鞍部に折れる部分も、破線道どうりに東に曲がっており、最後は沢を渡って緩い傾斜をちょっと登ると、鞍部に出ました。
ほとんど道を歩いて予定どうり鞍部に出られてほっとしました。「公団」と白いペンキで木に書いてありました。とても静かな場所でした。ここからは尾根伝いに主尾根まで登りました。登り始めて90分弱でした。まず東に尾根を歩いて、大石三等三角点(799.08m)を見に行きました。周囲は植林で、歩きやすい尾根でした。地形図ではこの尾根には破線道がありますが、道があるとは言えません。尾根を今度は西に歩くと、倒木がかなりありました。いちおう倒木を切って切り開きを作った形跡はあるのですが、その後に倒れた木もあり、日当たりが良くなって茂った背の高い草もあるため、歩きにくくなっています。しかし大部分は植林で、下草もありません。865mピークも北は植林南は雑木林です。たまに北側に猪篠方面が見えますが、ほとんど展望はありません。
865mピークの西で南に向かう尾根に乗って下山する予定でした。この尾根が分岐する地点は、航空写真で見ると木が生えていないようでしたが、じっさい草原でした。おそらくかなり昔に伐採が行われたと思われます。背の高い草が多いのですが、展望は抜群でした。写真は西の遠景です。地形図にはここから南の尾根に破線道がありますが、じっさいに幅広い道がありました。かなり古いものらしく真ん中に木が生えていることもありますが、伐採を行った時に資材や材木を運んだのでしょうか?この道は鞍部まで続きます。その後の814mピークに向かっての登りの道は怪しいのですが、楽に歩けました。
この先は尾根伝いに南に向かって歩きました。藪と植林の連続ですが、倒木が無いので楽に歩けました。場所によっては背をかがめて藪に突入したこともありましたが、藪はすぐに終わりました。次の711mピークからの下りはかなり急で、尾根もすこし分かりにくい場所でした。そして山田三等三角点(608.50m)に出ました。周囲は植林で、伐採した枝などが落ちています。標石の角がかなり欠けていて、三等三角点という字が二等になっていましたが、伐採時に木がぶつかったのでしょうか?さらに南東に尾根を進みました。455m地点の手前の鞍部で西に降りる道があり、ちょっと降りてみたのですが、すぐに消えてしまったので引き返しました。ただ、この時に見上げると455mピークの下には大きな岩がありました。「山田」と白いペンキで書いてありましたが、なかなかの巨岩でした。
455mピークからは尾根にネットがあります。笠形山方面の展望がありますが、そのままネット沿いに歩くと急勾配の斜面の上に出ます。登る前に周囲を歩いて観察した感じでは、この山はしっかりとネットでガードされており、下手な場所に降りると出られなくなりそうでした。そこで、「境界 見出標」という札の下がっている場所から北に植林を降りました。谷に降りて、植林の中を谷沿いに下山しました。ウルシ谷という名前のようです。しばらくすると道が見つかりましたが、枝打ちした枝と沢の石の両方が道を埋めており、足が痛くなりました。それでも歩き続けて、扉を二つ通って、出てきたところは民家の裏庭でした。縁側をそっと抜けて道路に出ました。
例によって登りは計画どうり、下りは無計画で苦戦、という一日でした。全行程4時間半ですから、大苦戦というわけではなかったようです。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「粟賀町」と「生野」です。
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1 件のコメント:
大石三角点の付近の山は、大石山と呼ばれているようです。
http://outdoor.geocities.jp/mt1000s_hyogo/2007/mt1000s_2007.html#071021
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