一宮のすぐ北にある宮山は、城跡があり展望も良いと聞いて、そこを起点に尾根を東に行くルートを歩いてみました。
起点は市民の森で、一番上の配水池の前に「宮山(みやま)登山口(宍粟50名山)」と書いた杭が立っています。40分と書いてあり、ここから登りました。植林の中を登る、よく整備された道です([1])。しかし急勾配なので暑い日は楽な登山ではありません。休みながら歩いて頂上に着きましたが、頂上付近は木がかなり茂っていて、意外と展望がありません。見えるのは、北の染河内川沿いです。一宮方面は、登山中のほうがよく見えました。東市場四等三角点(514.42m)があります。
今日の目的は、ここから東の尾根を歩くことです。宮山は城跡だっただけあって、石垣もありますが、頂上付近には大きな岩だらけです。北東に尾根を歩くと、ここにも大きな岩がたくさんあります。はっきりした道はありませんが、歩くのに支障はありません。ただし、宮山は514m、次の打呑口四等三角点は736.6mですから、かなりの登りです。展望は、たまに北側と南の山が見える程度です。大きな茸をたくさん見ました。写真の茸は差し渡し25cmくらいありました。最初は歩きやすいのですが、いつしか倒木も増えてきて、シダも生えています。尾根の真ん中に大きな岩があって、巻いて進んだ場所もありました。そうこうしているうちに、打呑口三角点に着きました。標石ではなく金属プレートです。
三角点の東のピークの方が高いようで、その後は急な下りとなります。尾根の分岐がほとんどないので、尾根をはずれる可能性は少ないでしょう。この付近の山ではおなじみの「東市場生産森林組合所有地」の真新しい杭がたくさんありました。しかし倒木も増えてきて、藪っぽい場所はどんどん多くなります。時々植林に出ると楽になりますが、急勾配を登って着いた810m+の尾根も植林でした。南北に尾根が延びていますが、まっすぐ東に歩きました。次のピークは南に行くと810mピークに出ますが、そちらに行かず東へ直進しました。この付近は倒木も多く、やや歩きにくい場所です。そして次の770m+の付近で間違って北東の尾根を降りてしまい、慌てて戻って南東に進む尾根に戻りました。
この先の尾根を降りて750m-の鞍部に出ると、地形図では南に破線道が来ていますが、植林の中にははっきりした道が見えません。しかたなしに、やや足が疲れてきたのを我慢してさらに東に急斜面を登り、本谷四等三角点(825.58m)に着きました。この付近が本ルートの最高峰です。計画では三角点から南東に尾根を歩き、最後は尾根が実線の道に一番接近したところで斜面を降りようと思っていたのですが、770m付近まで降りると南に林道があるのを見つけました。尾根は倒木が多いので、この林道で下山することにしました。とは言え地形図にない林道で、どう繋がっているのか分かりません。とりあえず下りの方向を選んで歩きましたが、ついには林道が消えてしまい、沢沿いに少し降りて別の林道に出て、最後は実線道に出てきました。途中で林道が沢を渡っている場所がありましたが、橋が無くなっていました。この林道はYahooの航空写真には写っているので、よく研究すればよかったかも知れません。
地形図の実線道は、未舗装ですが自動車で上がって来れます。この付近は道の標高が高く、付近の山に威圧感がありません。南側の高圧線もすぐそこを通っている感じです。あとは約1時間かけて市民の森まで戻りました。途中は美しい植林が多く、楽しめました。4台も車とすれ違ったので、かなり使われている道だという感じです。
とりあえずこの尾根が歩けることを確認しただけでも収穫としたいと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「安積」です。
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