2006年5月3日水曜日

氷室三角点

氷室池の近くの山に氷室三角点(213.7m)があります。氷室池の北東のピーク(ADD岳とか氷室岳とか呼ばれる)には狼谷という三角点がありますが,氷室三角点は氷室池の南西すぐ近くの山にあります。この山は,南北に延びた長い尾根の北端にあります。「点の記」ではこの三角点には氷室池の側から急斜面を登るようになっていますが,尾根伝いに歩いて行った方が楽そうに見えます。

この尾根に乗るには,二つのルートがあります。一つは氷室池と姫路獨協大学を結ぶ道を行って,町界(と言っても,最近の合併で最新の地形図には記載されていませんが)になっている鞍部で西側斜面を登って尾根に出て,北に尾根伝いに行くルート,もう一つは山富団地の氷室神社から尾根伝いに登るルートです。

前者のルートは,尾根を1kmも歩かねばなりません。尾根に登るのは容易ですし,尾根も歩けないわけではありませんが,ところどころ尾根の分岐があったり,手強い藪もあったりで,楽なルートとは言えません。途中にテレビのアンテナが立っている場所があり,そこからはゴルフ場越しに姫路の街が望めます。これは山富団地のケーブルテレビと繋がっていたらしく,ここから尾根沿い北向きにしばらくはケーブルが埋まっており,それが氷室神社の方へ降りていっています。降りずに北に進むと,三角点に出ます。三角点は,写真のように羊歯藪の中です([1])。

二番目の氷室神社からの登りは,最初に尾根に上がるのに苦労しますが,その後はゴルフ場を展望できる岩場があったり,比較的快適な登りです。最終的には,一番目のルートと合流します。

この山は低山ですが,決して登りやすい山ではありません。一般に低い山ほど藪は厳しいようで,この付近の山もその例に漏れません。藪漕ぎが趣味というのでなければ,お勧めできる山ではありません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★

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