姫新線播磨新宮から西に行き,平野で栗栖川を渡ると,善定の集落があります。西に進むと三叉路があり,中央は公民館,正面の岡は登ると中山寺跡で,宝篋印塔があります。この三叉路を右に行くと,奥善定を通って溜池があり,その先に林道があります。
この林道は地形図にも載っており,手入れが良く倒木も崖崩れもありませんから,峠を越えて角亀方面まで自動車で行けます。途中に投棄された自動車が2台ありました。なお,林道に入らずにまっすぐ沢を登ると,水道関係の施設があります。
峠には祠があり,ここにも調整池(と言ってもコンクリートのタンク)があります。右に曲がってさらに田幸山の方に林道を上ります。植林の間を行くと,416mピークの付近に三叉路があります。まっすぐ行くと田幸山ですが,今回はここを右に曲がりました。この林道は地形図にはありませんが,ゼンリンの地図(Google Map)には載っています。林道は尾根の西側についており,ピークを避けながら北に延びています。気持ちよく歩くことができますし,ときどき西栗栖方面が望めます。途中にアマチュア無線のアンテナがありますが,林道は突然終わってしまいます。その先の尾根をさらに北に行くと,田幸三角点(415.5m)があります([1])。
ここで引き返して,次は東の尾根を歩きました。林道を戻って,三角形のピークの東側を通るように林道を外れ,尾根に向かいます。赤い火の用心の札が立っており,送電線の巡視路であることが分かります。尾根の上に立つ送電線の鉄塔は赤白に塗られています。この先も東に進路を取って尾根を進みますが,ときどき大きな岩がある他は,特徴のない藪山です。たまに羊歯が生えていますが,特に歩きにくい場所はありません。
善定三角点(393.7m)は林の中です。灌木の枝が邪魔なこともありますが,落ち葉を踏んで気持ちよく歩けます。たまにマーキングもあります。最後の274mピークは写真のように南側だけ植林されており,北側の雑木林との間にまっすぐ道が付いています。この辺りには展望の良い岩場があります。最後のピークを越えると最後は植林の間を降りますが,山の麓には動物避けのネットがありますから出口を探す必要があります。出口から出ると,大屋の神社がありました。
このコースは意外と展望もあり,気持ちよく歩けました。林道をはずれると道はありませんし,尾根から降りるには植林を抜けなければなりませんので,散歩道というわけにはいきませんが,歩きやすいコースだと思います。
展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
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